輪島市内
門前地区から輪島市街地、朝市商店街方面を廻って
来ました。
こちらは海に近く液状化が心配されますが、
私にはその被害状況は目撃出来ませんでした。
商店街ではやはり道路面に面して、筋交いが全くない
全面開口の商店が全壊しており、隣家に寄りかかって
かろうじて倒壊を免れている建物を見ました。
また、外壁の老朽化によるものと思われる
外壁の落下被害の建物を見かけました。
右側の建物全面開口の被害建物、
しかし、この周辺は意外に落ち着いた住民の様子で
生活用品の店も、土産店も、何も無かったかのように
営業しており、大きな被害も外見上見られませんでした。
被害を免れ非平穏を取り戻している商店街
これらが私の能登半島地震の視察状況報告です。
能登道路は以前通行止めで、下道を長い時間掛けて氷見市へ
戻りました。
私なりに、被害の内容を大きくまとめてみました。
被害のまとめ
1.筋交いが少なく、大きく傾き、半壊、全壊している。
2.壁がかたより、半壊、全壊している。
3.老朽化して、半壊、全壊している。
4.外壁のモルタル壁、土壁、漆喰が落ちている。
5.屋根瓦が落ちる、特に棟瓦の被害が目立つ。
6.全壊建物を見ると、柱が土台から抜けている。
梁が柱から落ちている。
7.液状化が起きている。
8.被害が集中している地区がある。
以上が上げられます。
被害に遭われた方々は、本当にお気の毒に思います。
比較すると、穴水町は解体作業が門前地区比べずいぶん
進んでいるように見受けられました。
何も出来ずに、ただ写真を撮って廻っているのが
本当に心苦しく感じられました。
ただ、この後原因を述べていきます。
少しでも、今後耐震補強して頂ける建物が増えることを
望みます。
また、このブログでその気持ちになれれる
方が一人でも増え、今度来ると言われている
東海沖地震、東南海地震、南海時地震に備えて
頂ければと思うばかりです。
地震が起きて2週間経っているにもかかわらず、
全壊建物の多くは手つかずの状態で、
解体手配するにも、どうしたらいいのか、補助金は
どうなるのか、今後の生活基盤を造ることが先で
・・・・
大変だろうとお察し致します。
一輪車に損壊家具を乗せ、自宅から繰り返し運び出している
女性の方の顔を見たとき重苦しく気持ちに成るばかりでした。
がんばって頂きたいと、当たり前の言葉ですが
応援の言葉を贈ります。
次回からは、被害の原因について
なるべく想像出来る範囲で、私が分かる範囲で
詳しく話して行きたいと思います。
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