建築士カトーのヒトリゴト

「家づくりに大事なこと(1)」その1

みなさん、マンション派で無い方は、一生に一度は家づくり
という大きなイベントに立ち向かうことがありますよね。
そんな時どうしたら良いか、大事なことを何回かに分けて
裏話交えてお話ししますね。

「ローン設定って案外知らないところで難しい」

まず、一番大切なことはやっぱり予算組です。
銀行さんが○○円貸して頂けるというので、安易に借りて
しまい、行き詰まり結局ローン破産というのも困りますよね。

ローンは支払う家族の総収入に見合った金額にすることが
大切です。

銀行が貸してくれる金額は目安です。
(銀行はご本人がほしいと言えば貸してくれます。
大丈夫?払いきれる?なんて忠告は
一切しません。当たり前ですが。)

私は考えてほしいのです。
自分達のこれからの死ぬまでの人生設計を。
(死ぬまでは大げさかな(^O^) )

家づくりの後
(竣工引越して新しい生活が始まってから)
どれくらいの費用が発生するか良く計算しましょう。

教育費はどんどん上がっていきます。
今現在でも、子供を自宅から出し、都会の私立大学に
通わせるといくら必要かご存じですか、都会の私立大学に
アパート借りて4年間通うと1200万円は必要です。
二つ離れた兄弟が通うと6年間で2400万円です。
(我が家で実証済み)
家1軒分です。

上の子が入学までに1000万円貯めて
400万円学費ローン組んで
でも、6年間に1000万円を住宅ローンと別に
払い込まないといけません。

上の子の最初の2年で250万円
二人が重なる2年間は500万円
下の子だけが通う2年間が250万円
という簡単な計算が出来ます。

これはもうサラリーマンのお父さん一人の
収入では無理です。

だとすれば、子供が大学に入学する前に、
1500万円は貯めておかないと(;_;)
「6年で500万円なら払えそう」
「でもそれまでに1500万円貯まるかしら」
なんて言う計算をご夫婦でしなければいけません。

ここでお話ししているのは、今後のための貯金
プラス、住宅ローンを組むという現実を考えないと
いけないということです。

お子さんが8歳とすると、あと十年しかありません。
毎年住宅ローンと生活費、日々の教育費などなど加え
プラス150万円/年だけ毎年、毎年貯める計算です。

「こりゃー、お母さんすぐに働かなくちゃ。
でもパートじゃ追いつかないよ。」
なんて会話聞こえて来そうです。

お話ししたのは私立の大学と一番条件が悪い場合の
例でしたが(我が家のことだ)
家から通える公立大学は偏差値高いし、
しかも大学の数の限られ、行きたい大学選べないし
専門学校にしてもらうか、
高校でて働いてもらうか

お父さんお母さんは、そんなこと小学校に上がる
時から考えないといけない
家を造るというこは、そういう事なんです。

(1)その2に続く

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