実際の耐震補強状況
実際にこの春私が行った診断した住宅の補強の様子をお見せいたします。
補強の施工ポイントは
・ 筋交いを、位置を指定して入れ増す。
・ 筋交いを大きな部材に入れ直す。
・ 既存筋交いの端部を金物と新規に取り付けて補強する。
・ 柱と梁にジョイント部分に金物を取り付けて補強する。
・ 床下にコーナー火打ちを増設する。
・ 床下束に根がらみを設ける。
・ 小屋裏に小屋筋交いを設ける。
・ ホールダウン金物を設ける。等です。
では、実際に写真を見ましょう。
筋交いを増設しました。下部に火打ち金物の増設が見えます。
筋交いに金物を付けました。
柱に止め金物を追加しました。
屋根裏に小屋筋交いを追加しました。
計算された位置にホールダウン金物を追加しました。
施工中です。外壁をめくって工事しています。
以上簡単ですが、補強した様子です。
能登半島地震を見てきた私には、ここ浜松でも今のままでは沢山の倒壊家屋が出ると心配します。そうなる前に、自分と家族の命を守るために耐震診断、耐震補強してほしいと思います。
今回で耐震補強の話は一段落します。
後日またの機会に別の角度から、耐震補強の話はしたいと思います。
耐震対策では、新築住宅では、「免震装置を付ける」 「制震装置をつける」 なども大変効果があります。その当たりもお話ししましょう。
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