映画が仕事の栄養源
7日、クローズド・ノートを見てきました。
沢尻エリカさんの、舞台挨拶が波紋を呼び、世間を大いに騒がしているあの映画です。
エリカ様の態度は演技や作戦と違って根っからのものでしょうね。
あの態度で私も、今回の映画楽しみしていたのに、行こうか迷ったくらいです。
世の中どれくらいの人が、エリカさんにがっかりして、この映画を見ることを事態をやめてしまう人がいるのでしょうかね。
私が制作者だったら、「損害賠償で事務所訴えたいくらい」と思いますよ。
それを計算でやられたらたまりませんね。(^o^)
ユーチューブでちょっと野次馬したいかたはどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=IgehEtRgY_s&mode=related&search=
でも世の中の騒ぎをよそに、この映画は、とってもよかったですよ。銀幕中の沢尻エリカさんはとっても可愛かったですよ。しかし、竹内結子はもっと素敵でした。「いま、会いにいきます」以来すっかりファンです。
ところで、もうひとりのメインキャストの伊勢谷友介さん、いい感じでした。好きです、あんな感じの演技。
私はこのような感じの映画が日本映画って感じます。
重くなく、軽くなく、泣かせてもくれて(相変わらず涙もろい)、劇場を出たとき、「あぁ、またいい映画を見たなぁ~」とちょっとでも思えれば、とっても幸せです。また映画を見よっと思う。それで、映画はいいんです。
映画はいいですね。
いつも感受性を豊かにしてくれる。
悲しいときに泣かせてくれて、おかしいとき笑わしてくれて、いつも訴えることがあって考えさせられる。感情が平らな過ごしがちな毎日に、エッセンスを注入してくれます。時にビンタを食らわさせられることあります。(^o^)
設計・コーディネイト・施工という仕事は、一人ひとり毎回違う個性のお施主さんを相手にします。その方々に、少しでもなかけんハウジングで良かったと喜んでいただき、加藤さんで良かったと喜んでいただきたい。そのために、毎回情熱をもって家づくりに取り組みたい。いつも思っています。
その栄養源が映画です。
私は、訳あって大きな病気を抱えて生きています。
定期的に、たびたび病院に通っています。
多くの先生に診ていただきました。先生も十人十色でした。
熱い人、淡泊な人、いろいろな方がいらっしゃいました。
総じて言えば、みなさん全員の患者さんに熱く、全力投球はできないのが事実と思います。死にも慣れてしまっていますからね。
ベルトコンベアーに患者さんが流れてきて、型にはまった診察をし、型にはまった治療をする。そういう先生がいました。そんな先生の方がとっても多いといった方が良いくらいです。患者の精神状態を気にし、ドラマのように話しかけてくださる先生は少なかった。でも、いました。確かにいました。
私も、家造りをする中で、決して喜んでいただけるための努力を怠ってはいけないと、マンネリに成っていけないといつも心に言っています。
それをいつも自分に問いかけてくれるのが、いつも自分に忠告してくれるのが、映画です。
映画で感動し、涙を流し、喜んだときに感受性が保たれ、お客にとって私がいい人でありたいと、また思えるのです。
企業として、利益を生むことを中心に考えてしまうと駄目な人間に成ってしまう気がします。喜んでいただける仕事をしていることが、利益を生むことだと考えています。
少なくても、家を建てるという仕事はそうだと思っています。デザインするということはそうだと思います。(構造計算をする、など冷静に全く毎回同じ考え方で行わなければいけない仕事もあるんですよ)
一人ひとりにのめり込んで仕事をし、人件費を費やすということではなく、生産性を高める中で情熱を持つことが大切です。
どんなに忙しくてもなかけんハウジングの中にベルトコンベアーは存在させません。
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