建築士カトーのヒトリゴト

2008年1月アーカイブ

中村建設安全衛生協議会


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今日は夕方から、中村建設の安全衛生協議会が社員23名の出席の中行われました。

社内の各部署から委員を選出し、月に1度委員会を開催しています。

私は今年、安全衛生委員会の副委員長として参加しています。

1月から、中村建設の産業医に北斗わかば病院の名誉院長の長嶋先生が就任され、今回は委員会にも出席いただきました。

昨年の建設業の死亡災害件数が470名あったそうです。
その中で、静岡県内の死亡災害は17件発生していました。
現場規模で言うと、1人から9人の小規模現場で11件の死亡災害を出しています。
まさに、私達住宅工事現場がそうです。気をつけなければいけませんね。

コスモスも皆さんに知っていただきたい、制度です。
コスモスすなわち、建設業労働安全衛生マネジメントシステム(COHSMS)の事です。
安全のISOと簡単に行ってしまえば、そんな感じですか。

中村建設ではこのコスモスの認証に向けて社内各部署でいろいろ勉強し、システムの整備や、運用の方法の検討を進めています。

「安全に工事を取り込む」このことも、お客様に信用を頂く大切な事柄です。

いろいろ、仕事って覚えることばかりですね。

今週は、週初めの4日間で、会議が7件、お客様訪問2件、契約が1件と目が回る忙しさです。
忙しいのはありがたい事です。

土日も2週間続けてありません。来週土日も完成見学会でお仕事です。(^○^)
フー

そうそう、土日は富塚で完成見学会を行いまので是非きてください。
明日はご案内をしますね。

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師


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第65回ゴールデン・グローブ賞「コメディ・ミュージカル部門」作品賞、ジョニー・デップが同部門最優秀主演男優賞を取った映画です。


第80回アカデミー賞でも、美術賞、衣装デザイン賞、主演男優賞がノミネートされています。

そしてこの映画は、『チャーリーとチョコレート工場』『ティム・バートンのコーブスブライト』のティム・バートンと組んで6度目となるジョニー・デップが彼らしさを存分に演じたミュージカル映画です。

ジョニー・デップは出演料で出演映画を決めない有名な俳優さんです。いわゆる変わり者でかつ本当の演技俳優です。

彼の出演する映画はまるで想像がつきません。この系統の俳優というスタンスを持ちません。

ですから出演するたびにまるで違う役者さんと思えるほど人格を変えて出てきます。

今回も、 『チャーリーとチョコレート工場』のウィリウォンカ
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『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウ船長ジョニー・デップ2.jpg

『フロム・ヘル』のフレッド
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『シザーハンズ』のシザー
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とまるで役どころが違いますね。
すごい役者さんの1人です。役者魂がすごい人というべきか。
しかし、反面ファンには優しく、昨年3年連続ファンにサインを一生懸命するハリウッドスター1位を受賞しました。人柄が感じます。

この映画は、映画の好きな人向けの映画で、たまに見る方には不向きな映画ですね。(偏見か)
ちっとも楽しくありません。血がバーと噴き出しR15指定です。残酷な殺人鬼をジョニーが演じて、演技はすごいのですが、簡単に人を殺すストーリーには顔が(・・;)です。
ですが、うーんと唸る必見映画でもあります。
詳しくは劇場でどうぞ。

建築基準法で震度7が安全か


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今日、朝のニュースをインターネットで確認中、一つのニュースに眼が止まりました。

ここ浜松市で進んでいる『分譲マンションの建築計画に近隣住民が建築差し止めの仮処分を裁判所に申請した』というものです。

詳しく計画会社等が出ていましたが、ここでは差し控えます。

浜松市城北2丁目に分譲する地下1階地上5階延べ床面積5251㎡52戸の分譲マンションだそうです。施工会社はまだ未定となっています。

仮処分申請は「城北1・2丁目住民の命を守る会」で、団体代表は細野透さんと書かれています。

私は申請の内容に注目しました。

内容は、
「建基法レベルの耐震性では東海地震で崩壊して、近隣住民だけでなくマンション住民の人命も危うくすると主張している。守る会の資料によると、敷地周辺は東海地震で震度7が想定される地域であり、敷地は斜面の上部にあって地盤が弱い。建物と地盤が震度7に耐える力を備えていることを計画会社が証明しない限り、マンションを建ててはならない」というものです。

また、裁判所が仮処分の申請を退けた場合には、近隣住民は事業主を相手取って、マンションが地震で倒壊した際の補償を約束させる訴訟を起こす予定だそうです

細野透さんを調べ得てみると、建築&住宅ジャーナリストで、元日経アーキテクチャアの編集部編集長だったという、建築に大変詳しい人のようです。

この仮処分の申請の内容を解説すると、

建築基準法に見合った建物、建築基準法上の安全基準で設計され建築確認申請が通っても、事業主は今度来ると言われる東海沖地震に(震度7が想定される地区もあります)耐えられる事を証明しなさい、しない限りマンションの建築は許可できない。ということです。

建築基準法は「国民の生命、健康及び財産の保護を図る」ために建築物の敷地、構造、設備及び用途の最低基準を定めています(1条)。

しかし、同法は、上記のように、「震度6強」で建物や敷地が崩壊しなければよいことを目標にしているだけで、「震度7」ではどうすればよいか、具体的な目標は書かれていません。

すなわち、建築基準法に合致した建物、建築基準法の許可を取った建物でも、 震度換算すると概ね「震度6の強」に対応する基準と成っているわけです。

「震度7」が来る、と警告されている地域に、「震度6強」でギリギリ大破・崩壊しない建物を設計して建てても、現行の建築基準法に照らせば合法になります。

では、その建物が「震度7」でどうなるか。もちろん、資金さえかければある程度までの「震度7」の揺れに耐えられる建物の構造設計・施工は可能でしょうが、「震度6強」対策を満たせば、事業者の考え方次第でどうにでもできる可能性があるわけです。 というのが表面上言い分です。

細野さんたち住民団体の主張は、この大地震の想定震度と現行法が求める耐震性能の間にある矛盾を、鋭く突いているところに注目すると記事には書かれています。そうです、決して日照や騒音をやり玉にして建築反対と起こしていないのです。

新しい手法で建築反対仮処分を申請したのです。

阪神淡路大震災では多くの建物が被害に遭いましたが、それは殆ど古い建物か、施工に問題があった建物と聞いています。

特に私の専門分野の住宅でいうと、新築住宅で当時大きいな被害を出した家は2件だけだと報告を雑誌で見ました。

視察に行った、能登半島地震でも大きな被害を出した住宅の隣で、新築と思われる建物はビクともせず建っており、住居者も普通に生活しているようでした。震度7地区でです。

個人的には今の建築基準法上合致する建物は十分震度7に耐えると考えています。

しかも、今回のニュースには出ていませんでしたが、建築基準法には地域係数というものがあって、静岡県は1.2となっています。すなわち、他県の物件では構造計算上で1.0とするところ、静岡県の物件は構造計算上1.2倍に強度を上げているわけです。

単純に、阪神淡路地方の物件とも比較しても、当時から県内の建物の方が1.2倍の強度が当初設計で見込まれています。あの地震が当時県内に襲ってきても、同じ被害棟数には成らなかったはずです。

また、気象庁の予想震度を見ても、震度6の強地区と震度7地区の判的の違いは、軟弱地盤地域かそうでないかが大きくかかわっています。

設計では、地盤種別も加味しています。1種地盤2種地盤3種地盤と3分類あります。
簡単に言えば、1種地盤が固い地盤、2種地盤が普通地盤、3種地盤が軟弱地盤です。

東海地震でこの浜松地区で、震度7が予測される地区は、設計上当然3種と判断されていると思います。ですからこの地区の建物はここでまた、構造上安全係数が掛けられます。

一概に震度6の強地区と震度7地区、他県と本県の物件を十把一絡げ比較はできないと私は思います。

では、保証をだして建築するのかとなると、事業主は難しいでしょうね。
今回の仮処分申請は、住民の日照や音といった、今までのような安眠の生活を脅かすとしての仮処分申請と異なることが注目するところです。

建築基準法の構造に、安全係数を2重に掛けて設計して建てても構造上不安とされ、裁判では負けるのか
今後どうなるか、見守っていきましょう。

遮熱・省エネ住宅

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断熱に過剰に費用かけるより、ここ浜松地方では、またこの気温上昇の時代には、夏の暑さ対策に神経を使うべきです。

今日は、「遮熱に費用掛けることの方が、省エネ住宅になる」 という省エネ住宅ついて話します。

PDF気温データをみてください。
気温データ2.pdf

浜松市の気温は、この110年で
一日の平均気温の年間気温で1.5度
一日の最高気温の年間平均で1.0度
一日の最低気温の年間平均で1.9度
この37年の間で
年間最高気温の10年間の平均で1.2度
年間最低気温の10年間の平均で1.0度

いずれも、どれを取っても上昇しています。
当然この傾向はまだまだ続くと思われます。

昨年は1年間で1度も零下を記録していません。

これは浜松気象台が最低気温の記録を取りだした1961依頼初めての事です。過去に零下が1日もない年は1度も無かったのです。

このような、温暖の地浜松近郊で、このような温暖化傾向のなかでは、これからの家づくりは冬の断熱性能を神経使うより、夏の快適さを狙うことこそが、省エネ住宅になると私達は考えています。

では、どうしたら夏省エネに成るのでしょうか。

この1年間あらゆる方面から資料を集め、サンプルを取り寄せ検討してきました。

結果、今までの充填断熱工法を維持し、その上で、外周面に遮熱シートを施工することにしました。

この遮熱シートは国内での流通は未だ少なく、高価な価格で販売されています。各方面と折衝し、またその品物を検討してきた結果、アメリカの商社に直接折衝してある遮熱シートを国内販売価格の1/4で仕入れることができるようになりました。

この遮熱シートは空気層の両面にアルミシートを貼り合わせた厚み8mmのシートです。

このシートは輻射熱の97%をカットします。要するに反射してしまいます。
しかもR値も2.4㎡・K/Wの数値をだします。

メーカ実験では、夏の日中(35度)で室内外温度差、在来木造住宅で2.5度
このシートを屋根・外壁施工した家での内外温度差は6.5度にもなりました。
さらに高気密高断熱工法の住宅ではなんと1.0度の結果が出ています。
高気密高断熱住宅は冬暖かく、夏熱すぎる住宅という結果が出てます)
このシートは単に張るだけではなく、その施工方法にノウハウがあります。アメリカの商社からの技術者の指導で最近その仕様も決まりました。

この冬から、なかけんハウジングではオプションとして、 「遮熱によるの省エネ住宅仕様」を取り扱うことにしました。

詳しくは、加藤までお問い合わせください。

間違った外張り断熱の考え

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昨日は、日曜日でしたが、殆ど1日お仕事でした。(^○^)

おかげさまで、午前中1件契約を取り交わすことができました。
今月は4件か5件の契約ができそうな様子です。
忙しい状況が少しずつ実績に変わってきています。

さて前回、 「断熱性の優劣に関しては、充填断熱工法の方がいいとか、外張り断熱工法の方が優れているとかいうものではなく、断熱材の数値と厚さで判断すべきです。」
そして、 「施工性や後日のメンテ、そしてその費用に見合った仕様か良く検討してください。」と言うご説明をしました。

今日は、さらに話を進め、間違った断熱の考え方をお話しします。

外張り断熱工法には、気密施工がしやすいという別のメリットもあり、外張り断熱工法全部が否定されるものではないので注意してください。

ただし、最近外張り断熱工法の家を施工して、全館空調システム(気調システムといいます。1軒当たり150万円ほどするシステムです)を施工しない会社が沢山あります。

私にはこれこそが受注目当てだけの、外張り断熱工法の営業で、お客様の為になっていないと思っています。

悪く考えると、外張り断熱がさも充填断熱工法に比べ暖かいかのようにお客様に勘違いさせ、自社を売り込んでいるように思えます。

実際、私が接客したお客様で、「なかけんハウジングは外張りが標準じゃないんだ、私は暖かい家が欲しいので、それは問題です。」と行ってきた方が何人もいます。
「某浜松市内の会社がそう言っていました。」
「TVで大和ハウスが宣伝しています。」
等、そのような話はきりがありません。

外張り断熱工法の家は、気密を保ち、全館空調して、どこの部屋に行っても暖かい。夜起きてトイレに行っても、トイレの中もその道中の廊下もみなが暖かいから快適で過ごせると言うのが本来のあるべき施工の姿です。

寒い地方では(浜松市近辺ではあまり関係しませんが)冬の夜に寒い中トイレに起き、血管がキューと縮みます。お布団に戻り横に成った瞬間に血が勢いよく脳血管に流れ込み、縮まった脳の血管が破裂する脳梗塞が多く発生します。

事実、江戸、明治、大正時代はこの手の死亡例が本当に多かったようです。

このような事故を解消しようと考えられたのが、外張り断熱工法の高気密高断熱住宅の全館空調システムの住宅 なのです。

外張り断熱工法だけ採用して気調システムを採用しない家など、何のための外張り断熱の家か全く分かりません。
それどころか、この地方では、外張り断熱工法だけの家では、夏にかえってそうでない家より室温が下がらず、冷房負荷が高くなり、よけいにエネルギーがかかってしまうという報告が出ています。

しかも、気密が高く、常時換気システムを動かさないと一酸化炭素中毒事故を起こす危険が非常に高いです。

事実、高気密の家で完全に換気を止め、ダイニングでカセットコンロを使うだけで、一酸化炭素中毒事故を起こすと言われています。

さらに、市内には24時間換気を第3種換気システムにしている、もっと訳の話からない外張り断熱施工の会社があります。

これ以上の批判じみた話はちょっとマニアックなのでやめにしておきますね。

やぁ、ちょっと熱く成ってしまいました。
売れればいいという営業方針の会社がどうしても怒れるのです。

是非、間違った外張り断熱の考えに洗脳されないよう注意してください。

断熱に過剰に費用かけるより、ここ浜松地方では、またこの気温上昇の時代には、夏の暑さ対策に神経を使うべきです。

次回は、「遮熱に費用掛けることの方が、省エネ住宅になる」 ということついて今考えている事を話します。

阪神淡路大震災から13年


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1月17日午前5時46分、阪神淡路大震災から13年が経ち、その時間がまたやってきました。死者6434人家屋の全半壊焼失47万世帯

刻々と報じられたニュースにことの大きさにだんだん驚き増していったあの日のことは忘れることができません。今でもはっきり覚えています。

当時まだ、日本には応急危険度判定士なという存在が知られていなく、全国での神奈川県と静岡県でしか資格制度が無かったと記憶しています。

当時すでに応急危険度判定士資格を持っていた私は、できれば何とか神戸へ行きたいと真剣に思い、仕事との間で本当に悩んだことを思い出します。

今日は朝9時から掛川市の応急危険度判定士の連絡網訓練がありました。

震災翌年からこの日に毎年続けている訓練です。
この連絡網が使われることが無いことを祈りたいものです。

いざ本当に、東海地震が起きたときには、私は他の3人との4人で、掛川市原谷小学校区を担当することに決まっています。農村の小さな小学校ですがそれでも4人で何日掛けて廻るのでしょうか。自宅の損壊など放っておいて、実際ボランティアできるのでしょうか。
少し心配になります。

能登半島地震の視察したときに実際判定した建物を見て回りましたが、全ての家屋に張り紙がありました。能登では2日後には判定士が入って判定が始まったそうです。

近年の地震多発で、マニュアルも各地で揃いはじめています。きっと各地の応援隊も来てくれるのでしょうね。

東海沖地震の予想は
マグニチュード8(阪神淡路段震災7.3)
死者5851人
重軽傷者104,305人(阪神淡路大震災43,792人)
全壊家屋192,450棟(阪神淡路大震災105,000棟
半壊家屋109,174棟(阪神淡路大震災144,000棟

と、東海沖地震は死者こそ阪神淡路大震災より少なく予測されていますが、けが人や家屋の被害は阪神よりもっと大きなものになると予測されています。

静岡県では各地の市町村の自治区ごとの地震規模および被害想定が細かく想定されています。一度ご自分の住んでいる地区の想定をチェックしてみてください。
http://www.e-quakes.pref.shizuoka.jp/data/pref/higai/data/index.html

そんな中まさに今日耐震診断のお話しが舞い込んできました。
どんなに古いお宅でも、被害は出ても命を奪うような全壊は免れるように対処しておくことが今一番必要です。
しかし、それでもまだ危険のまま放置しているお宅が圧倒的に多いのが実情です。

この機に是非、我が身の安全を考えてみてください。

龍尾神社のどんど焼き

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今日は、朝から龍尾神社に行ってきました。

龍尾神社
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龍尾神社は掛川城の北東に位置する古社で、昔掛川城の築かれた位置から連なる峰の端にあり、それを龍となぞらえ、掛川城の位置を頭とし『龍頭山』、龍尾神社の位置を尾とし『龍尾山』と名付けられています。

「昔大蛇がいてその頭が掛川城で尾っぽが龍尾神社になった」と子供のころよく聞かされました。

龍尾山は掛川城の鬼門の方角にあたり、掛川城中を守るために鎮座していると言われています。

山内一豊は掛川にいた10年間、この龍尾神社を熱く崇拝し、一豊が高知城に移転すると、龍尾神社の分神を高知城下に祀られ『掛川神社』と号したことは有名です。

余談ですが、関ヶ原の戦いで、功績を挙げた一豊が掛川から土佐へ連れて行った家来(譜代の家来)を上士と呼び、赴任前からいた長宗我部時代(長宗我部盛親は関ヶ原で西軍に付き国追われ、大阪の陣で豊臣方に付きまたもや敗れ長宗我部家はお家断絶しています)の武士を下士と呼びこの間には大きな身分の差がありました。

司馬遼太郎の『坂本龍馬』の中で、下士である坂本龍馬も上士達を掛川集と呼んでいたと書かれています。江戸末期まで、土佐においては、下士の武士達には、上士達は「掛川から来た人達」といい伝わっていたというわけです。

さて、この龍尾神社が我が家の守護として、子供の七五三も、我が家の新築時の地鎮祭も、完成して入居の前のお祓いにも、龍尾神社の神主さんにお祓いをしてもらっています。

毎年こちらの御札とお伊勢さんの御札と一緒に頂き、神棚に祀っています。

今日は毎年その御札の奉納の日『どんど焼き』の日です。

(どんど焼きとは小正月に、正月の松飾りやしめ縄、書き初めなどを持ち寄り、積み上げて燃やすという日本全国にあるお正月の火祭りの行事です。どんど焼きの火にあたったり、この火で焼いた鏡餅を食べると一年間健康でいられると言われています。)

小正月は一年で最初の満月の日といわれ、1月15日がそうらしいです。以前は成人の日ということで毎年休日になるその日にどんど焼きをやっていましたが。龍尾神社では、今はその前の休日にやっているようです。

沢山の人が受け付けしています。
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お飾りを焼いています。
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毎年必ず欠かさず、この『どんど焼き』にお参りして、御札や、しめ飾りを奉納しています。
もちろん焼いた鏡餅をかじってきました。

鏡餅を焼いています。
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これで、一年健康でいられそうです。

銀色のシーズン

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久しぶりに映画に行ってきました。
3週間ぶりです。
昨年は結局48本の封入り映画を見ました。1月から3月の3ヶ月間は、病気の再発で映画館には行っていないので、9ヶ月でこの本数を見たことに成ります。よくこれだけ見たものです。自宅でみたDVDとTVを加えると何本の映画見たんでしょうね。聯秊


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さてこの映画
何ともさわやかな映画です。
こういう映画っていいですよね。
白馬全域とニセコを撮影舞台に撮影された映画です。

広大な雪山を滑り降りるシーンは予告で何度見てもいいなー思います。

うずうずします。

今から10年から15年前には毎年5回から8回岐阜から長野方面にスキーに出かけてました。

当時、土曜の夜に出かけ、日曜日の夜遅くに戻ってきて月曜日朝からから仕事にでかけるパターンでした。

ある時これを毎週続け、仕事とスキーで休み無しに4週間過ごしたら5週目完了検査前の消防検査の当日に過労から38.5度の熱を出してしまい、それでも休めず検査立ち会ったこと思い出します。秊

無茶やってもスキーに行っていたあのころです。

真っ白な雪山を何キロも滑り下りる壮観さは今も忘れません。

その後、家内がリウマチに侵され、ストックが持てないばかりか、歩くのにも足を引きずるようになったのを機、あれだけ家族で出かけたスキーを1人だけ楽しむのはさすがにもしわけなく、ピタッと行くことをやめました。
そうこうしているうちに私も大病を患い長い入院生活をする事になり、滑る体力さえ自信が無くなりそのままと成ってしまいました。
でも、今年あたり是非1度いいから滑ってみたいものです。

そういう意味で、この映画なんとさわやかに感じがしたことか。

ストーリーも本当に軽く(悪い意味でなく)さわやかに楽しんでください、っていう映画に成っています。

この映画では意外とスタッフの努力が目に付きます。
公式HPによると、10tトラック7000台の雪を用意し、撮影用モーグルコースを造ったのは長野オリンピック公式モーグルコースを設営したスタッフと言うし、何と言っても雪上でのすばらしい滑りやアクションには世界中からトップキーヤーをスタントマンとして呼んだりしています。また撮影には上空からのすばらしい撮影にはハリウッドから『スパイダーマン』の撮影クルーが参加してあの映像を可能にしたそうです。

ちょっと笑顔になれる映画です。

監督は海猿の羽住遺影一郎
出演:瑛太、田中麗奈、玉山鉄二、青木嵩高

映画「銀色のシーズン」2008年1月12日ロードショー

ie本の取材


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今日は休日でしたが、今お話ししているお客様の家族をお誘いして、住設(住宅設備と言って、システムキッチンやユニットバスなどを言います)の確認に朝10時オープンに合わせてTOTOショールームに行ってきました。このお客様は狭小地に建てるお宅で、要求されている内容を、要領よくモーラするのに大変苦労しているお宅ですが、何とか最終段階まで来ています。

住設のご案内は昨年暮れに元住設ショールームの案内をしていた松下さんが入社して頂いたおかげで大変助かっています。秊

話はずれますが、今の「なかけんハウジング」では体制が整っていまして、お客様とご契約したのちの対応はきっと満足頂けるものと思います。(今までが不満足というわけではないですが)

現在の対応は、契約後の打合せは営業担当者と工事担当者、キッチンコーディネイターの松下、内装コーディネーターの山田と設計の私との最大5人のチームで接客いたします。ですから、契約後の工事に進行中の打合せには最大5人が同席することがあります。
きっと満足して頂けることと思います。

さて、今日は実は磐田市の伊藤様のお宅に2月発行のie本の雑誌の取材がありました。
住設のお客様を一時松下に託してそちらに移動、11時から2時間ほど、雑誌担当者のライターやカメラマンの取材に同席致しました。

こちらの伊藤様のお宅は一番新しいシリーズの『こもれび』の家です。私の作品の中でも自信昨に仕上がったお宅です。

また、ご家族が本当に良い方々で、今では友達感覚でお話しできる暖かいご家族です。
いろんな取材や、客様の見学にもいつも笑顔でお受けいただいて、この場をお借りしてお礼を言います。
「伊藤さんいつもありがとうございます。」

みなさんも2月下旬には本屋さんに言って是非、写真で、私の設計と、伊藤さんご家族のみなさんをご覧になってください。

1時に取材が終わると、その後急いでショールームの方に戻りました。
一行は、すでにクリナップのショールームへ移動していました。

また、一軒のご家族の家づくりにたずさわることができていることに感謝しています。

家づくりは必ずそのご家族の夢の実現です。新しい幸せの毎日の始まりに場(家)造りです。そんな笑顔の中に毎回入れることが本当に楽しいことです。そのお手伝いをしていることに私(うちのもの達はみんな同じでしょう)はこちらからお礼を言いたいと思いながら、この仕事をしています。

いい仕事ですよ。

家づくりって。

外張り断熱工法の問題

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前回お話しした内容の復習をします。

次世代省エネ基準についてお話しをもう一度します。

次世代省エネ基準
次世代省エネ基準.pdf


次世代省エネ基準において、充填断熱工法では、住宅用グラスウール24Kや高性能グラスウール16KはB類に分類され(λ=0.040~0.035)、100mm壁内に充填すればよく、また施工性にも何の問題もありません。よく使われる仕様です。

しかし、一般的に外張り断熱工法に使われる(株)カネカの押出ポリスチレンンフォームカネライトフォームスーパーEⅢや、アキレス(株)の硬質ウレタンフォームアキレスボードなどはE類(λ=0.028~0.029)になります。これらを使って外張り断熱工法の住宅を施工し、次世代省エネ基準満たす為には50mmの材料を使用すれば同等と評価されるます。

ここで、外張り断熱工法を図で下記に案内します。

pdf
外張り断熱工法例.pdf

2通りの絵を出しましたが、実際には外張り断熱工法の家では桁上断熱の工法(天井断熱と言います)を取ることは少ないです。殆どが屋根断熱の工法を取り入れています。弊社もそうです。

ここで上記の次世代省エネ基準のPDFをもう一度みてください。

たとえばB類の断熱材を使用するとき、充填断熱工法では天井断熱を採用することが多いのですが、この時180mmが必要です。屋根断熱では充填断熱工法でも、外張り断熱工法でもさらに30mm厚く210mmが必要です。

これは、屋根断熱は天井断熱に比べ、屋根裏の空間を暖房しなければならず、暖房容積が増えます。また、冷たい外気と接する面積も増えます、その結果外気へ逃げる熱も増します。そこで、次世代省エネ基準では屋根断熱は天井断熱に比べ15%増しにしています。

外張り断熱工法では断熱材メーカーなどの提唱のせいで、家全体を同じ断熱工法にしようとして殆どが屋根断熱です。
そのため天井裏も暖房領域に入れてしまっています。

壁の外張り断熱工法の場合、絵の通り柱、梁の外側に数十ミリの断熱材を張り付けます。その後外壁材止めようの下地材を、断熱材を貫通して柱、間柱に専用ビスで止めます。実はこのビスが相当の長さに成ることが問題となります。
このとき断熱材は空気層のようなものですから、断熱材の厚み分だけ外側に浮いた状態になります。

外壁の重さ全部をこのビスが担当します。錆や打ち止め不良、良きせね荷重が外壁にかかったとき、外壁がずれ落ちる可能性があります。

私の経験では、50mmの外断熱材料を張った上に、外壁をビスだけで留めることは(正確にはビス留めした下地+外壁)心配で施工できません。
各住宅会社さんも、外張り断熱工法と言いながら、外張り断熱材の厚みが30mmとか35mmとかを使用しているところが多いです

別に、次世代省エネ基準を目差しているわけでないでしょうから、いけないことではありません。しかし、外張り断熱工法が暖かいと間違って営業してはいないでしょうか。

次世代省エネ基準に合格するように施工したいとき、E類のボードを外張り断熱工法を施工する場合は50mmのボードが必要です。
これは外壁にずり落ち等を考えると施工が大変難しいし、どのような施工法でもリスクがあります。

ですから市内の外張り断熱工法標準仕様のある○×住宅会社さんも30mmで施工しています。
費用はグラスウール充填に比べ材料費、施工費で100万円程度のUPするのですが、厚さは規定の3/5しか満たしていません。

次世代省エネ基準に合格するように充填断熱工法でB類の断熱材を壁内に充填する場合100mmでOKで、施工に問題もなく簡単に行えます。材料費も安く私は手間代のUPは請求していません。


断熱性の優劣に関しては、充填断熱工法の方がいいとか、外張り断熱工法の方が優れているとかいうものではなく、断熱材の数値と厚さで判断すべきです。

そして、施工性や後日のメンテ、そしてその費用に見合った仕様か良く検討してください。


暖かさの検討をするときは是非参考にしてください。

充填断熱と外張り断熱との比較

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毎日が充実しているというと、聞こえが良いですね。
そうです。朝から晩まで充実しています。本当にありがたいことです。

昨年末28日に、動物病院併用住宅の見積依頼が入ったかと思っていたら、HPを通じて昨日予算1億円の動物病院の見積依頼が入ってきました。

ここの部署で、この秋お引き渡しした、島田市の動物病院併用住宅の物件を知っているのでしょうか。たて続きに2件の動物病院が入ってきました。

総合建設業の良いところですね。木造と鉄骨の住宅を中心にして営業していていますが、この部署の人間は、コンクリート建築にも、住宅以外の店舗物件にも手慣れています。
経験の無い工事でも、建築工事部に応援を頼めば必ず経験者がいます。

設計で、私が分からない物件でも、中村建設本体にあるもう一つの建設関係専用の設計部にお手伝いをお願いすれば設計も経験の無い物はありません。

恵まれた環境にあることが、沢山の仕事の依頼に繋がっているのもあるのでしょうか。
で、忙しいんですね。

さて今日の本題、昨日の続きをお話しします。

次世代省エネルギー基準を例に断熱材の厚さの比較から、充填断熱工法と外張り断熱工法との断熱性能の比較をしてみたいと思います。

平成4年に告示された新省エネ基準では充填断熱工法の住宅と外張り断熱工法の住宅と分けて考えられていませんでしたが、平成11年告示の次世代省エネ基準では分けて考えられています。

しかし、余談ではありますが、以前からお話ししているように、この地区Ⅳ地区は茨城県、群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県、富山県、石川県、福井県、山梨県、岐阜県、南は徳島県、高知県、佐賀県、長崎県、等までが一緒のⅣ地区として同じ断熱材厚さを要求しています。

私の家内の実家氷見市のある富山県では富山市で2007年の1年間の平均の最低気温が10.9℃1年間の最低気温が-2.3℃

それに比べて浜松市の1年間の平均の日最低気温が13.3℃、1年間の最低気温が1.0℃と平均最低気温で2.4℃、最低気温で3.3℃の差がある地区を同じ規格でくくるのはいかがなものかと思うのです。

下記の表はまた追って説明します。後日最近の温度上昇問題で説明します。

参考温度記録
気温データ.pdf

さてここで、本題の充填断熱工法外張り断熱工法の比較をします。

次世代省エネ基準及び新省エネ基準
次世代省エネ基準.pdf


ここのA-1というと、一般的な10Kg/m3の住宅用グラスウールなど断熱材がそうで、熱伝導率λ=0.052~0.051です。そのA-1類でみると充填断熱工法では壁の充填は115mm必要とし、外張り断熱工法では外壁に90mm必要となっています。

充填断熱工法では壁の柱間に充填するために、熱伝導率の低い木部(0.1W/m・k)が17%程度あり熱が逃げます、昨日お話しした熱橋です。
また外張り断熱工法に比べ隙間からの熱損失もあり、断熱材の厚さは充填断熱工法が外張り断熱工法より30%程度厚くする必要はありますが、それを守れば同じ機能と評価されています。

この基準が表す通り、外張り断熱工法だから暖かいと言うわけに一概に言い切ることができません。

充填断熱工法でB類を使用し壁に100mm充填した家と、高性能断熱材とうたいながらD類の断熱材60mm必要なところ、50mmを外張りに使用している外張り断熱工法の家では充填断熱工法が有利と、この次世代省エネ基準ではが判断してくれます。

このように、断熱性の優劣に関しては、充填断熱工法の方がいいとか、外張り断熱工法の方が優れているとかいうものではなく。断熱材の数値と厚さで判断すべきです。


これらの話でお分かりの通り、暖かさの基準は、断熱材の熱伝導率とその厚さで決まります。

外張り断熱工法と充填断熱工法


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ご無沙汰していました。

新年から大変物件に追い掛けられて、うれしい悲鳴を上げています。

今月4件の契約を予定しており、その設計やら、見積やら、で計画のお客様の仕事も後回しに成ってしまっています。
このブログを見ていらっしゃる、私のお客様がいらっしゃいましたら遅れていることを公の席でお詫び致します。
申し訳ありません。蓮嶺廉

今年最初は年末からの続きで断熱のお話しです。

先日の内容に、身近で少し質問がありましたのでもう一度外張り断熱工法充填断熱工法の内容を説明します。

充填断熱は柱や間柱のあいだの空間に断熱材を充填する形の断熱で、世界中の木造住宅で一般的に行われています。

壁は断熱材を詰め込んだ部分と柱などの木材部分で構成され断熱面の一部に木材を混ぜ込んだ構造となります。

木材は断熱材の約1/3のR値しかないので、断熱材部分に比べ木材部分の方が熱が逃げやすいことになります。

これを熱橋(ヒートブリッジ)と呼びます。

外張り断熱では、柱や間柱の壁空間は空洞にしたまま、柱の外側から断熱材を張ります。こうすると、断熱材が壁全面を覆うので、木材が混じらず断熱材の性能がそのまま期待できます。

外張り断熱工法の例
外張り断熱工法例.pdf

こうしてみると、外張り断熱工法の方が良いようにみえますが、R値が同じ断熱材(すなわち同じ厚さ、同じ熱伝導率の断熱材)を張った場合のことで、実際にはすこし違います。


新省エネルギー基準や
次世代省エネルギー基準では、
断熱材の種類はA-1A-2と分けられています。

日本の地区はⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ地区と分けられています。
これ自体私はおかしいと思っているのですが、以前にもお話しした通り、雪が何センチも積もり、石川県、富山県、山梨県とここ浜松市が同じⅣ地区に入れられ、同等の設計しなければならないことがです。

この件については、また日を改めてお話しします。

断熱材はこの分類は熱伝導率の数値によって分けられています。

熱伝導率    分類
λ=0.052~0.051   A-1

λ=0.050~0.046   A-2

λ=0.045~0.041   B

λ=0.040~0.035   C

λ=0.034~0.029   D

λ=0.028~0.023   E

λ=0.022以下     F

となっています。

これらのこの分類比較を中心に外張り断熱工法と充填断熱工法では暖かさの比較はできないことをお話します。

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