龍尾神社のどんど焼き
今日は、朝から龍尾神社に行ってきました。
龍尾神社
龍尾神社は掛川城の北東に位置する古社で、昔掛川城の築かれた位置から連なる峰の端にあり、それを龍となぞらえ、掛川城の位置を頭とし『龍頭山』、龍尾神社の位置を尾とし『龍尾山』と名付けられています。
「昔大蛇がいてその頭が掛川城で尾っぽが龍尾神社になった」と子供のころよく聞かされました。
龍尾山は掛川城の鬼門の方角にあたり、掛川城中を守るために鎮座していると言われています。
山内一豊は掛川にいた10年間、この龍尾神社を熱く崇拝し、一豊が高知城に移転すると、龍尾神社の分神を高知城下に祀られ『掛川神社』と号したことは有名です。
余談ですが、関ヶ原の戦いで、功績を挙げた一豊が掛川から土佐へ連れて行った家来(譜代の家来)を上士と呼び、赴任前からいた長宗我部時代(長宗我部盛親は関ヶ原で西軍に付き国追われ、大阪の陣で豊臣方に付きまたもや敗れ長宗我部家はお家断絶しています)の武士を下士と呼びこの間には大きな身分の差がありました。
司馬遼太郎の『坂本龍馬』の中で、下士である坂本龍馬も上士達を掛川集と呼んでいたと書かれています。江戸末期まで、土佐においては、下士の武士達には、上士達は「掛川から来た人達」といい伝わっていたというわけです。
さて、この龍尾神社が我が家の守護として、子供の七五三も、我が家の新築時の地鎮祭も、完成して入居の前のお祓いにも、龍尾神社の神主さんにお祓いをしてもらっています。
毎年こちらの御札とお伊勢さんの御札と一緒に頂き、神棚に祀っています。
今日は毎年その御札の奉納の日『どんど焼き』の日です。
(どんど焼きとは小正月に、正月の松飾りやしめ縄、書き初めなどを持ち寄り、積み上げて燃やすという日本全国にあるお正月の火祭りの行事です。どんど焼きの火にあたったり、この火で焼いた鏡餅を食べると一年間健康でいられると言われています。)
小正月は一年で最初の満月の日といわれ、1月15日がそうらしいです。以前は成人の日ということで毎年休日になるその日にどんど焼きをやっていましたが。龍尾神社では、今はその前の休日にやっているようです。
沢山の人が受け付けしています。
お飾りを焼いています。
毎年必ず欠かさず、この『どんど焼き』にお参りして、御札や、しめ飾りを奉納しています。
もちろん焼いた鏡餅をかじってきました。
鏡餅を焼いています。
これで、一年健康でいられそうです。秊
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