建築士カトーのヒトリゴト

阪神淡路大震災

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阪神淡路大震災から13年


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1月17日午前5時46分、阪神淡路大震災から13年が経ち、その時間がまたやってきました。死者6434人家屋の全半壊焼失47万世帯

刻々と報じられたニュースにことの大きさにだんだん驚き増していったあの日のことは忘れることができません。今でもはっきり覚えています。

当時まだ、日本には応急危険度判定士なという存在が知られていなく、全国での神奈川県と静岡県でしか資格制度が無かったと記憶しています。

当時すでに応急危険度判定士資格を持っていた私は、できれば何とか神戸へ行きたいと真剣に思い、仕事との間で本当に悩んだことを思い出します。

今日は朝9時から掛川市の応急危険度判定士の連絡網訓練がありました。

震災翌年からこの日に毎年続けている訓練です。
この連絡網が使われることが無いことを祈りたいものです。

いざ本当に、東海地震が起きたときには、私は他の3人との4人で、掛川市原谷小学校区を担当することに決まっています。農村の小さな小学校ですがそれでも4人で何日掛けて廻るのでしょうか。自宅の損壊など放っておいて、実際ボランティアできるのでしょうか。
少し心配になります。

能登半島地震の視察したときに実際判定した建物を見て回りましたが、全ての家屋に張り紙がありました。能登では2日後には判定士が入って判定が始まったそうです。

近年の地震多発で、マニュアルも各地で揃いはじめています。きっと各地の応援隊も来てくれるのでしょうね。

東海沖地震の予想は
マグニチュード8(阪神淡路段震災7.3)
死者5851人
重軽傷者104,305人(阪神淡路大震災43,792人)
全壊家屋192,450棟(阪神淡路大震災105,000棟
半壊家屋109,174棟(阪神淡路大震災144,000棟

と、東海沖地震は死者こそ阪神淡路大震災より少なく予測されていますが、けが人や家屋の被害は阪神よりもっと大きなものになると予測されています。

静岡県では各地の市町村の自治区ごとの地震規模および被害想定が細かく想定されています。一度ご自分の住んでいる地区の想定をチェックしてみてください。
http://www.e-quakes.pref.shizuoka.jp/data/pref/higai/data/index.html

そんな中まさに今日耐震診断のお話しが舞い込んできました。
どんなに古いお宅でも、被害は出ても命を奪うような全壊は免れるように対処しておくことが今一番必要です。
しかし、それでもまだ危険のまま放置しているお宅が圧倒的に多いのが実情です。

この機に是非、我が身の安全を考えてみてください。

コメント(2)

1月17日をすっかり忘れていました。自分ながら白状なやつと批判しています。当時を思い出すと神戸の三田駅を降り立った時の光景はそこから先はアクセス不能、徒歩か自転車でしか交通手段が無い状態でビルは道路上に倒れているわ、あちこちからけたたましいサイレンの音が飛び交いまるで艦砲射撃をまともに食らった市街地のようでした。リュックにティッシュやホッカイロ、タオル、非常食を詰めるだけ詰めて避難地の東須磨小学校へ行って「わずかですが受け取ってもらえませんか?」と差し出しましたら「おおきに、おおきにありがとう。でも兄ちゃん!ワシらはここへ避難できとるけどここに来れへん年寄りさんが壊れた家を離れないでいるんでそこへ持って行って上げて」と言われたことを思い出しました。失意の中でも他人を心配する人情を感じました。それから10年以上経ってみごとに立ち直った神戸の町を訪れましたが記念館、記念のモニュメントを見て「東海地震」への備えの気持ちを新たにしました。乾パン、クラッカー、レトルトライスなんか買い込んでしまいもう3年も経ってしまったのを忘れていましたので帰って食用になるかおそるおそる試してみます。

応急危険度判定士を忘れかけていましたが大事な仕事ですね。専門家とは別に一般の我々でもいざという時のために「心肺機能蘇生救命救急措置」ぐらい出来なければと思い直しました。 「東海沖地震」  加藤さんが身に付けた技術が役に立つことが無いことを願うばかりです

牧野さんコメントありがとうございます。
コメントがあると、このブログ見ている人がいるのだと、やっと安心します。
できるだけ多くの方のコメントお待ちします。
コメントが多くなれば、月に1度コメント入れて頂いた方々から抽選で数名にレストラン『さわやか』の食事券2000円程度を差し上げようと思います。
どんどん書き込んで皆さんの意見を聞かせてください。

牧野さんは震災当時出かけたのですね。行きたかったです私も。
単純に視察は火事場見学みたいで、震災された方々に申し訳無いような気がして躊躇っていました。
しかし、専門家としては、是非見るべきでした。能登半島地震現場を見て思いました。住宅の設計に対する考え方が変わりました。構造がやっぱり一番重視ですね。
牧野さんの貴重な体験が今後役に立つといいですね。話を多くの人に書かせてあげるのもその一つと思います。
ありがとうございました。

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