建築士カトーのヒトリゴト

大いなる陰謀

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大いなる陰謀で何を感じるか自分をチェック


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私が青春時代、映画青年だった頃私を映画に引きずり込んで、引きずり回した犯人の1人が、ロバート・レッドフォードです。世紀の色男と言われた男がなぜか好きだった。私を映画狂いにした当時の犯人達の他には、「太陽がいっぱい」のアラン・ドロン、「明日に向かって撃て」のポール・ニューマン、「パピヨン」のスティーブ・マックイーン、ダスティン・ホフマンマカロニウエスタンジュリアーノ・ジェンマ、クリント・イーストウッド、達がいます。

ロバート・レッドフォードは今では立派な監督さんとしても名をあげています。なんと言っても、第1回監督作品の「普通の人々」いきなりアカデミー最優秀監督賞を受賞するという快挙を成し遂げています。

 ロバート.jpg  

今回の「大いなる陰謀」ある映画ファンの書き込みに、「役者陣は名の知れた大物を揃えたけど、そんなところにお金をつぎ込むなら脚本をしっかりしたほうがよかったのではないか。久々に見て失敗したと思った作品だった。」と悲しい書き込みがありました。

 

帰りの車の中で、家内と「今も昔も若い人達の中には、今現在の自分だけに興味があって、または自分の興味のあるものにだけ関心を寄せてしまっている人達が多い。最近特に多いのか、自分たちの20代の時の周りの友人達と明らかに周辺の若者が違う気がする」という会話をした。

 

映画の中で、口ばかりが達者で行動が起きない怠惰な学生を一般大衆に見立てて、ロバート・レッドフォードは「このままじゃいけない」と必死に訴えているのではないでしょうか。
この作品は意義のある、奥深い映画と感銘しました。


今の自分をこの映画の中に置き換え、今どうすべきか、口だけでなくどう決断して前に行動すべきか、上映中何度も仕事のことを思い出しながら見ていました。

 

この作品を駄作と簡単に評価してしまうような、新聞も読まないニュースも見ない自分中心の怠惰な世間知らずの単純な若者にみんなは成ってほしくない。

 

出演に、ロバート・レッドフォードの他にメリル・ストリープ、トム・クルーズがいます。

メリル.jpg
メリル・ストリープ

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トム・クルーズ
 

娯楽作品として見に行くと失敗する映画です。

しかし、自分の見識と、人生観のチェックに行くにはいい映画です。

 

監督:ロバート・レッドフォード
出演:ロバート・レッドフォード、メリル・ストリープ、トム・クルーズ他
 

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