防犯対策9
元泥棒の体験談その9
体験談は今回が最後です。
元泥棒曰く
『同じ家に複数侵入した経験はいくらでもある。
2回はざらで、一番多かったのは4回だ。
侵入すればその家の大概のことがわかるので、せっかく仕入れた情報をまた使わないのはもったいない。
住まい手側も、2~3カ月は警戒心を強めるが、半年も経つと元の生活に戻ってしまうことが多い。
ただ、一度侵入して成功した家でも、また狙いたくなる家と二度と行きたくない家がある。
前者は、初回に容易に侵入できて、室内や外まわりが散らかっている家。
侵入されたこともしばらく気づかないような、ずぼらで大ざっぱな住まい手がいい。
逆に、掃除や整理整頓が行き届いていて、最初の侵入でかなり神経を使った家は後者に当たる。
住人の性格を知ることも、下見段階の重要な仕事になる。
一度侵入されると、侵入された個所や1階にカギをかけたり格子をつけたり、住まい手はある程度防犯性能を高めるが、2階など侵入に使わなかった部分はそのままにしていることが少なくない。これでは防犯対策として不十分だ。
二度目に行くと警備会社のシールが張られていることもあったが、だからといって侵入をあきらめたことはない。 』
いろいろ体験談を聞いてきましたが、勉強になった点がいくつもあります。
明日はそこを整理して見ましょう。
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