遮熱シートの実験を行いました。
エコハウス省エネルギー遮熱住宅『静岡の家』で採用している、遮熱シートは一体どのくらい性能が高いか実験してみました。
下のような実験装置を作りました。(以前にもご紹介しましたね)
上部の部屋と下部の部屋とを左右同等に作りました。
上部と下部の間に左右違う材料を間仕切りとして使い、上部の部屋にハロゲンランプを点灯して温度を上げます。下部の部屋の温度の上昇の差を見て、間仕切りの性能の差を確認します。
先ずは、8ミリの気泡シートに両面アルミ箔を貼ったrFOILとグラスウール10kg-100mmとの断熱性能の差比較
結果
実験開始時
左上部 25.5℃ 右上部 25.5℃
左下部 24.2℃ 右下部 23.9℃
ハロゲン点灯後190分後
左上部 72.7℃ 右上部 70.5℃
左下部 30.3℃ 左下部 30.4℃
結果からいうと、8mmのrFOILは10KG/m3-100mmと同等の断熱性能を持つ と言えるかと思います。
次に、室内PB裏に張りつめるアルミ箔シート(NTバリアー)の遮熱性能確認
左は普通のPB12.5 右はPB12.5にNTバリアーを貼った物を間仕切り使用。
左はPBにNTバリアーを貼ってみました。
ハロゲン点灯後100分後
左上部 65.7℃ 右上部 65.5℃
左下部 36.2℃ 左下部 32.9℃
100分で3.3℃の温度差がでました。
明らかに住宅の室内のPBの裏にNTバリアーを張り詰めつと、冷暖房時に温度が逃げないかが実証されたと思います。
現場での温度測定でもその通りに出ています。
壁・天井にPBを貼る前にNTバリアーを貼った状況
今後、温度上昇の続くこの時代は、夏の暑さ対策こそが、CO2削減の環境対策となるはずです。
まだまだ、現場での実測結果データが出ています。
屋根の遮熱は野地上と野地下とで20℃の温度差を実現しています。(詳しくはまたご紹介します)
エコハウス省エネルギー住宅『静岡の家』をこれからどんどん宣伝しようと思います。
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