建築士カトーのヒトリゴト

遮熱シート性能実験

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遮熱シートの実験を行いました。

  

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エコハウス省エネルギー遮熱住宅『静岡の家』で採用している、遮熱シートは一体どのくらい性能が高いか実験してみました。

 

下のような実験装置を作りました。(以前にもご紹介しましたね)

 

遮熱実験ブログ2.JPG

 

上部の部屋と下部の部屋とを左右同等に作りました。

上部と下部の間に左右違う材料を間仕切りとして使い、上部の部屋にハロゲンランプを点灯して温度を上げます。下部の部屋の温度の上昇の差を見て、間仕切りの性能の差を確認します。

 

先ずは、8ミリの気泡シートに両面アルミ箔を貼ったrFOILグラスウール10kg-100mmとの断熱性能の差比較

 

遮熱実験ブログ4.JPG

 

結果

 

実験開始時

左上部 25.5℃   右上部 25.5℃

左下部 24.2℃   右下部 23.9℃

 

ハロゲン点灯後190分後

左上部 72.7℃   右上部 70.5℃

左下部 30.3℃   左下部 30.4℃

 

結果からいうと、8mmのrFOILは10KG/m3-100mmと同等の断熱性能を持 と言えるかと思います。

 

次に、室内PB裏に張りつめるアルミ箔シート(NTバリアー)の遮熱性能確認

 

左は普通のPB12.5 右はPB12.5にNTバリアーを貼った物を間仕切り使用。

 

遮熱実験ブログ1.JPG
左はPBにNTバリアーを貼ってみました。

遮熱実験ブログ2.JPG

 左の間仕切のPBにはNTバリアーを貼った物が使われてます。

ハロゲン点灯後100分後

左上部 65.7℃   右上部 65.5℃

左下部 36.2℃   左下部 32.9℃

 

100分で3.3℃の温度差がでました

明らかに住宅の室内のPBの裏にNTバリアーを張り詰めつと、冷暖房時に温度が逃げないかが実証されたと思います。


現場での温度測定でもその通りに出ています。

遮熱実験ブログ5.JPG
壁・天井にPBを貼る前にNTバリアーを貼った状況
 

今後、温度上昇の続くこの時代は、夏の暑さ対策こそが、CO2削減の環境対策となるはずです。


まだまだ、現場での実測結果データが出ています。
屋根の遮熱は野地上と野地下とで20℃の温度差を実現しています。(詳しくはまたご紹介します)

遮熱実験ブログ6.JPG 

エコハウス省エネルギー住宅『静岡の家』をこれからどんどん宣伝しようと思います。

  

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