実家紹介
今週出かけていた、富山の実家を紹介します。
建築的に大変興味のある築150年の建物です。
当初は茅葺きでしたが、大正になって瓦に葺き替えています。
家内が子供の頃はまだ囲炉裏の生活だったそうです。
2階は広い大部屋に成っていて、蚕をかっていたようです。
柱のメインは6寸柱となっています。
居間の天井は5mあります。
居間の梁は2尺角あり意匠として露出しています。
ここまで古い民家建物は貴重で、富山大学の学生が時々見学に来るそうです。
田舎の中の山に囲まれた家です。
やたら広い庭です。
ずいぶん外壁の漆喰も落ちています。
私がお気に入りの広縁横にある池のある内庭です
奥に見える平屋は、離れの茶室です。二室あります。
来賓の方が来たときに宿泊ように使ったりもします。
蔵が三つあります。
蔵の屋根が浮いているのは、火災の時、火が軒裏から入ることを防ぐため、本来屋根に成る部分も土と漆喰で厚く塗り重ね、柱だけ突き出し空間を造って屋根自体を浮かせているためです。
今では本当に古い家となっていますから、もう維持費が大変なだけの建物に成ってしまっています。
しかし、年に1,2回訪れるだけの私には大変心地よい民宿みたいな家です。
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