東海地震対策5
具体的な耐震工事
地震対策として、家の診断を専門診断士にお願いし、耐震診断そして耐震補強設計ができたら、耐震補強の補助金申請を市役所に行い、実際に補強工事を行います。
補強設計では、なるべく工事金額のかからない場所を見付けて補強設計します。
私は、なるべく外部からの壁の補強設計を終戦します。
内部では、押し入れの中からの耐震壁の工事を行うよう設計します。押し入れ中は仕上げが簡単で安価です。床や天井をめくる工事を考えると、居室よりフローリングや天井クロスの張り替え工事費がずっと安く納まるからです。
リビングの壁をめくって耐震壁を増設した例です。
床の間の奥の壁を利用して補強した例です。
そして押し入れを利用して補強した例です。
補強した筋交いには最新の金物を設けるのはもちろん、周辺の柱、梁、既存の筋交いにも新たに金物を増設して接続部分を補強します。
柱には、内部からホールダウン金物を必ず増設するようにしています。
これは、堅くなった壁が元で、壁一面が一体化し建物端部が持ち上がり、柱が土台から抜けることを防ぐためです。
是非、皆様のお宅も耐震診断をお薦めします。
私に連絡いただければ、カトー自身がおじゃまして診断いたします。
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