『玄関』
私、カトーが設計するとき、こだわっている提案をご紹介してみようかと思います。
このシリーズのブログはこの後HPの「なかけんハウジングのこだわり設計」に乗せて行こうと思っています。
今回は『玄関』について
『玄関』
玄関は家の顔です。
その家に訪れる殆どの方が、玄関で帰って行きます。
その方々は玄関での印象をその家の印象としてとらえて帰って行くことは間違いありません。
もし対外的に少し気を使うならば、それは第1に玄関です。昔ながらにただ広く、豪華な無垢の踏み板があるなどの意匠には私は興味を引きません。
玄関にこそ、その家のセンスと品を感じさせるべきだと思っています。
ただ豪快にし、威厳を見せることは来るお客様を今風に言えば「上から目線」でみているだけです。
シンプルにまとめながら、間接照明や、ブラケット照明にセンスを感じさえるテクニック。
普通の家のような広さのホールでは、一部に異色の壁の仕上げやデザインを施す。
一般的過ぎる普通のニッチはかえってセンスを下げます。
ちょっとしたアイデアのあるものにしたいですね。
私は、玄関ホールにいきなり天井までの大きな引き戸を設けた設計も良く採用します。
冬冷気の進入を防ぐ意味での引き戸ですが、来客者は夏と冬の違いに「おっー」と感心して帰ります。
この戸は重々しくないデザインにすることが肝要です。
玄関框に遊び心を加えることも、来る人をなごませます。玄関框下に、間接照明をいれるのもその手段です。
ライトはほのかな光で十分ですから、LEDテープライトでいいでしょう。
玄関床はポーチがある程度広い場合には、300角タイルや、既製品の御影石なども似合いますが、ちょっと狭いかなと思う場合、無理せず200角、150角とタイルは小さめにする方が、品を無くしません。
むやみに大きな床材は避けます。
ちなみに、カトーさんはINAXのブリケージが大のお気に入りです。
コメントする