『座頭ICHI』
ネットでの評価が厳しいので、期待しないで観に行ったのですが、家内と二人で劇場出てきてすぐに話した会話が「良かった」でした。
映画を沢山観ると、いろいろうんちくを言い、「あそこがどうのこうの」評論家気取りで、細かいところ酷評する人が多いのですが、映画は観終わった時の感覚が一番大事ですね。
素直に、心に感じるものがありました。感動しましたよ。
こういう映画を観て感覚を大事にし、素直に感動して良かったと思えない人は、心に欠陥がある人だと思いますよ。
心に優しさや、悲しさ、正しさを"良し"とすることを素直に感じられない、"汚染?"された心の持ち主さんたちが、気取って酷評するんでしょうかね。
言い出せば、実に沢山気になるところがあります。
ICHIに切られる悪人は剣道でいう胴が丸空きで切ってくださいの立ち回りに成っていること、窪塚くんが『ピンポン』そのままのいつもの台詞廻しだったり、中村獅童と大沢たかおのラストの立ち回りが物足りないとか、セットがお金が無いのか貧弱だったとか、言い出せばいくつも出てきます。
しかし、もっとも大事なのは、単純に観るお客が「あぁ良かったね」「ジンと来た」と感じられるかです。
映画は感動しないといけません。
恋愛に感動し、アクションに感動し、恐怖感に感動し、正義感に感動し、かっこよさに感動する。何かに感動して、心が洗われる。
観る側に素直さが無ければ、感動は来ません。
感動するには観る側にもそれなりの問題が(条件?)があるのです。
心がすさむと感動は来ません。
この映画 もしかして、みなさんの心がどこまで「ピュア」かを知るバロメーターに成る映画化もしれないとちょっと思いました。是非観て確認してみてください。
監督:曽利文彦 あのヒット映画『ピンポン』の監督さんです。
主演:綾瀬はるか、大沢たかお
綾瀬はるか
大沢たかお
他に出演:中村獅童、窪塚洋介、柄本明、杉本哲太です。
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