『とってもすばらしい映画でした』
事前に掲示板を観ると評価はいろいろありました。ですが、私にとって今年43本目の映画でしたが、私達夫婦はとても良い映画と言うことでまとまりました。
すばらしい映画でしたよ。
しかし、とっても疲れました。緊張が緩むことがない映画でした。
戦犯となり死刑を宣告される主人公を見つめながら、戦争というものがいかに悲惨な物であるかを、数知れない悲しい目に多くの人々にもたらすのかを、残虐なシーンを多用して訴えるのではなく、戦争がもたらす理不尽さという視点で、描かれています。
胸詰まる映画です。
久しぶりにハンカチ手に、涙拭き拭き観た映画です。周辺でもすすり泣き、嗚咽を聞くことも久しぶりでした。
キャストでは、中居君は頑張っていたと思います。評価します。演技力では良い書き込み、良くないと言う書き込み、極端に分かれていますが、是非日本アカデミー賞でもノミネートされ見下している素人評論家をギャフンと言わせてほしいですね。 私は、笑福亭鶴瓶師匠の演技を是非評価してほしいものだと思います。
もちろん仲間由紀恵さんは、今年の秀逸演技者だと思います。
途中、上川達也さん演じる小宮さんという牧師(坊さん)が絞首刑前夜に自分の人生を嘆く中居君演じる清水豊松に言う台詞が印象的こころに残りました。 「人生は誰でも死ぬ間際には、自分の人生はなんて短い人生だったんだろう。と思うものです。それが50年生きた人でも、100年生きた人でもです。」 そうなんですね。 すると 如何にその短い人生を有効に生きるかです。 如何に一生懸命生きるかです。 如何に誠実に生きるかです。 毎日の日々の、その1日に成すべきことを如何に充実させ、如何に成すべきことを充分に成すかです。 そして人として良い思い出の人と成れるか、人として正しい人生であったと言えるかです。 常に反省のこころを持ち、人として正しい人生を目指すことです。 監督:福沢克雄 脚本:橋本忍 音楽:久石譲 出演:中居正広、仲間由紀恵、笑福亭鶴瓶、上川達也、石坂浩二、草彅 剛、
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