『合掌造りとは』
「合掌造」とは、観音か建築としてどのような特徴をもつものか、少し勉強してみましょう。
合掌造の屋根は茅で葺かれています。本を開いて伏せたような形をしています。この形が、手を合わせ合掌したときの肘から手の間にできる三角形に似ているところから付いた名前と言われています。
合掌造屋根の勾配は、妻壁から観てできる三角形が正三角形になっているそうです。
合掌造の屋根裏は大変広い空間となっています。
二層三層の床を作って床面積を増やして、蚕を飼う空間にしていたそうです。 床は格子になっており、1階のいろりの煙が上昇し、この格子を抜けて二層三層へとさらに上がっていきます。この効果は、茅や木組みに虫が付かないこと、屋根裏の蚕が雪の日でも暖かく成長が良くなるためだそうです。 床の格子です。
合掌造には釘は殆ど使いません。屋根の小屋組の下地材をネソと呼ばれるマンサクの木を練ったものをつかい締め固めます。また、沢山の藁縄でしばります。
最上階です。実際に近くで見ると本当に見事にできています。
続く
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