『三国志』
今年13本目、今月4本目の映画は『三国志』です。
三国志は中国後漢末期から三国時代の西暦180年頃から280年頃の『魏』、『蜀』、『呉』の三国の争いをまさにその時代生きた歴史家陳寿という人が書いた歴史書の「三国志」がもとになっていると、辞書には書かれています。
『魏』の曹操、『蜀』の劉備、『呉』の孫権の三人の皇帝がこの時代に戦国時代を繰り広げたのですね。
実は、今カトーさんしばらく前から吉川英治の「三国志」を読んでいます。平日は帰りが22時頃で寝に帰るだけだし、休日は映画ばかり観ているのでじっくり本を読む時間がないのですが、全8巻の4巻まで読み進んでいます。
ちょうどその映画が来たので、楽しんで観てきました。
映画は
監督:ダニエル・リー
出演:アンディ・ラウ、マギー・Q
アンディ・ラウはもちろん香港四天王の一人で大スターです。
「インファイナル・アフェア」 「LOVERS」の彼は素敵な演技でした。
今回、「レッドクリフト」と三国志が重なった不運が少しあるかも知れません。 「レッドクリフ」に比べたら少し見劣りがします。
主人公「趙雲」は蜀の皇帝「劉備」(三国志の主人公)の5大将軍の一人で、圧倒的人気を誇っています。しかし、三国志は関羽・張飛という二人の人物が、一介のむしろ売りの劉備に惚れ、たった三人で旅にでるところからほぼ小説が始まります。
中盤で諸葛孔明が参加するまでは、三国志はこの三人が主人公としてかかれています。それほど関わりは強い三人です。
そこで人気とは言え、一将軍「趙雲」だけを主人公に当てることは、全体像として少し物語のスケール感も小さくしてしまうかも知れません。
しかも、いきなり中盤で、"劉備も関羽も張飛も死んで、5大将軍も今では一人"という設定の戦闘のクライマックスシーンは寂しい感じがしました。
えっ?もう蜀は終わるの?って
さてはみなさん観てのお楽しみです。「レッドクリフ」が少し上かな
コメントする