建築士カトーのヒトリゴト

住まいの安全②

『ヒートショックに対する』

 

さて、暖かい部屋から寒い脱衣室・浴室に移り寒さで血管が収縮し血圧が一気に上昇、湯につかり血管が拡張し血圧が一気に下がり、血圧の急上昇、急降下、上下激しい変動が死に至るお話しをしました。

 

ではどうするか

 

入浴に関しては、第一に入浴環境(入浴時)の改善です。

 

 

「入浴時の浴室及び脱衣室と、その前に居た部屋との温度差の改善」です。

 

 

具体的に考えましょう。

 

 

       脱衣室には小さな脱衣室用の暖房器具が販売されています。これらを設けて、事前に脱衣室を暖めておく

wd-100dk.jpg

 

 

   三菱電機からお安い商品が出ています。

   壁に取り付ける簡単な暖房機器製品です。

   ダクト無し、壁付けです

 

 

  

 

   

       浴室には浴室暖房機を新築時採用する。リフォームで取り付ける。

   クリナップのユニットバスでは、「床夏シャワー」という機能付きがあります。

   入浴前にスイッチを押すと40℃から45℃に設定したお湯が床面に噴射され、蒸気が充満して床面の温度が20℃上がります。暖房器具では30分以上かかるものが1分程度で温まりまるいい製品です。

 

 

床夏シャワー1.JPG

床夏シャワー2.JPG

お客さまの家に付けクリナップのユニットバスの写真です。

 

 

       トイレにも暖房器具を設ける。(寒いトイレで排便時に力むと血圧が急上昇するようですよ)

 

 

浴室や脱衣室の温度が20度以上にあがれば殆どヒートショックは起きないと言われています。

 

 

次回は具体的な個人でできる対策を案内します。

 

 

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