『住宅ローン減税』
今年度の予算も国会を通過し、本格的に施行されていきます。10兆円の補正予算もこれから組まれていくようですが、このブログでは、シリーズで2009年の補助金と税制のポイントを新建ハウジングの資料を基にお話していきます。
第一回は、 『住宅ローン減税』
2009年度は大幅拡充で大変お得、2010年入居まで最大500万円控除されます。
①住宅ローン減税
控除の対象となる借入金の年末残高の上限額がこれまでよりも引き上げられ、最大5000万円となりました。
控除率は1%で、10年間で最大500万円まで控除可能です。
ただし最大控除が受けられるのは2010年までの入居者。以後、1年ごとに借入金の年末残高の上限額が1000万円ずつ少なくなっていきます。
所得税から控除しきれなかった場合のために住民税を減額する特例措置も設定されました。9万7500円を上限に、所得税の課税総所得金額の5%相当が控除されます。
②不動産取得税の特例措置
土地・住宅に係る不動産取得税の税率の特例措置(本則4%→3%)と、宅地評価土地の取得に係る不動産取得税の課税標3つの減税準の特例措置(1/2に軽減)の適用期限が2011年まで延長されました。
③登録免許税税率引き下げ
予定されていた2009年度からの段階的な引き上げが2年間据え置かれ、現行税率(1.0%:信託は0.2 %)のままとなりました。
得する金額は?
住宅生産団体連合会の資料を元に年収に応じて3000万円を借りた場合と5000万円借りた場合の控除額を割り出したのが﹇表2﹈です。年収が高いほどメリットが大きくなりますが、住民税からの控除により一般の年収の方でも従来の減税よりもお得度が大幅にアップしています。借入金が5000万円を超える予定の人は、2010年までに買ったほうが現時点では確実に得だと言えます。
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