建築士カトーのヒトリゴト

グラン・トリノ

 『クラン・トリノ』

 

「ミリオンダラー・ベイビー」以来4年ぶりに主演をつとめた人間ドラマです。イーストウッド最後の主演映画というふれこみ映画です。

 

浜松では上映されていないので、藤枝駅南口前のB i V i4階にある、藤枝シネ・プレーゴまで行ってみてきました。

 

監督・主演:クリント・イーストウッド

 

 私にとって、イーストウッドは、映画少年時代を彩ったスターの一人です。

1964年からのマカロニウエスタンの「荒野の用心棒」でのイーストウッドは、ジュリアーノ・ジェンマと双璧でした。

1971年からの「ダーティ・ハリー」シリーズは当時のアメリカのそのままを観るようで衝撃の映画で汚れ役のイーストウッド、当時のほかの俳優さんは正統派のレッドフォード、スーパースターのポール・ニューマンアラン・ドロン達です。

 

そのイーストウッド最後の主演映画ということです。

86年87年とカルフォルニア州カーメル市長を務め、どうしてもインテリイメージがあるイーストウッドです。

 

さて映画の内容についてですが、衝撃のラストに、"劇場内のすべての観客が息を飲み込んで吐くことを忘れたように静まりかえり、グラン・トリノがラストエンディングで海岸沿いの道路走りさるシーンに、誰もが立ち上がることもなく、照明が場内に付き、明るくなって席を立ってもまだなお、声を発する人がいない"という異様な館内の雰囲気がこの映画すばらしさとすごさを物語っていました。

通路にでてやっと、吸った息をフーと吐き出し、映画の感想をみんなが語っていることがとても印象的でした。

こんな事が以前には経験がありません。館内が一つになって衝撃を受けたのです。

 

この映画は、DVDで観るなんていわないでください。

特撮も何もない映画です、有名人もだれもでておらず、「きっと随分ローコストにできあがったのだろう」と思う映画ですが、この感動は劇場で観客みんなと一緒に感じてください。

 

興行収入もすでにアメリカでは1億ドルを突破したそうで、すごい人気だそうです。

 

エンディングの歌をバックにした予告が、Yahoo映画に出ているのですが、家に帰ってきてネットで

それをみて、思わず涙してしまいました。

 

この映画観なくて、今年の映画は語れません。

最後におまけ

「グラン・トリノ」テーマ曲を歌うジェイミー・カラムの映像です。映画を観たあとこの映像で思わずほろっと涙してしまいました。

 

 

 

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コメント(3)

おとつい、グラン・トリノ見ました。

同じように静まってましたねぇ…映画館
私もエンディングをずーっと見てました。
悲しい映画でしたが、そうするしかないような結末でした。

エンディングを最初にイーストウッドが歌ってたのかな?物悲しくて辛かったです。
ジェイミーカラムの歌を聴いたら涙がでそうに・・・・
良い映画でしたね

サライさんも行っただね。
いい映画だったよね。
映画見てきて、後の動画のジェイミーカラム歌と映像見ると、また感動が蘇るよね。ウルウル来ちゃいます。
皆さん、是非観てとお勧めする1本ですよ。

サライさん、コメントありがとうございました。久しぶりですね。元気に設計してますか。

悲しくなる映画でしたけど、結末があれでよかったと思います。
やられたらやりかえすでは、終りが有りません。
駄作だったトム・ハンクスの映画みたいに・・・・

優しい映画だと思いました。

私も優しくならないといけないなぁっと思いましたね。カトーさんに以前、意地悪なことを書いたことをお詫びしないといけないなと思ってます。本当にごめんなさい

生意気でいやな人間にならないようにがんばらねば

URLを貼りました。
小さいながらも、仕事は頑張ってます。
カトーさんの映画の論評
参考して映画を見たりするんですよ

ブログ更新、楽しみにしています。

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