『ノウイング』
本当に久しぶりの映画です。
ポケモン映画を見に来た子供達でに一杯の劇場の中を一人『ノウイング』を見てきました。
この映画の場内はガラガラでした。
『アマルフィ』や『ハリーポッター』は家族と一緒に行くように取っておくため今回はこの映画を見ることにしました。
コメントを頂いた"ましとら"さんも楽しみにしていただいているという、映画のコメントがやっと書けます。
この映画、朝から、ちょっと重たい感じもするくらいでしたが、細かいところまでよくできた脚本だと思いました。
監督:アルックス・ブロヤス
エジプト出身の監督さんで『アイロボット』で一度見たことがあります。
主演:ニコラス・ケイジ
こちらはおなじみアカデミー俳優さんです。
この映画は予告編で見ていると、「"地球滅亡"をテーマにした映画で、地球に危機が訪れニコラス・ケイジが活躍し、最後には我々にまた幸せの日々がやってくる」といった"スペクタクル映画"かな?と思っていましたが、全く全然違っていました。
この映画はどんな分類に入るのでしょうか?
大スペクタクルには違いないのですが、見ている最中では、母親が子供のころ亡くなって以来一度も訪れたことにない、母親の亡くなった家を、秘密を解き明かすために夜中(わざわざ夜)訪れ、亡くなった部屋を入っていくシーンなどは、「何かが起こる」と思わせるまさに"オカルト映画"か"パニック映画"です。
世の中の大事故がすべて予告書き通り進み、予言者の通りに地球滅亡へ進む。
世の中の出来事はすべて事前に決まっている通りに起きているのだという考えと、すべてが偶然の積み重ねで起きているという考えが劇中出てきます。
やっぱり"ミステリー映画"?
夜の場面を多用し、暗いイメージを保ちながら、観客を不安に思わせながら進み、劇場を緊張感で覆いながら進展していきます。
しかし、だんだん"SF映画"らしくまとまっていきます。
神秘的なミステリーが壮大なスペクタクルと進み、ラストに向かいます。
また、この手の映画では珍しく、きめ細やかに人間の情(愛)を訴えていることも惹かれました。
家族の愛をこの手の映画では異例のきめ細かさで繊細に演じられ、悲しい情感がしっかり描かれています。
ネットでの評価は低そうですが、私は満足の1本でした。
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