建築士カトーのヒトリゴト

家の構造の話3

『柱と横架材の役割』

 

 

軸組とは、建物を形づくるうえで基本となる骨組みのことで、主に柱と梁を組んで構成されます。

 

柱の主な役割は

常時作用している鉛直荷重を支持することです。

 

横架材(梁)の主な役割は

床や屋根から伝わってきた鉛直荷重を支え、柱へ伝達することです。

 

 

柱の役割

 

柱は、鉛直荷重を支持するとき、

柱の長さに対して断面が小さいと、思い荷重がかかると折れやすい。したがって大きな力を支持するときは、断面を大きくします。

 

次に重要な役割があります。

水平荷重時に耐力壁の外周枠に生じる圧縮力や引張力に抵抗することです。

 

柱は、このように鉛直荷重や引抜力を円滑に伝達できるように、配置したり、しっかり接合することが重要です。

1階の柱の上に2階の柱がしっかり乗ることが望ましいのです。

 

横架材の役割

 

木造の場合は、木材のヤング係数が鉄骨などに比べ当然低く、含水率の影響もあってたわみ安い。

このたわみが雨漏りや床鳴りの原因に哉、さらに建具の開閉に影響します。

端部の支持点においては力の伝達に支障がでないように注意が必要です。抜けだしなどをしっかり防止する必要があるのです。

 

どこかで、梁のかけ方が重要であることも話したいと思います。

 

 

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