建築士カトーのヒトリゴト

氷見市に行ってきました

『富山県氷見市の実家に里帰りしてきました』

 

 

富山は家内の生まれ育ったところです。

実家は専業農家をしています。

80歳になろうかという父と75歳になる母の年老いた親が二人で住んでいます。

そんな事もあり、昔より最近の方が足を運ぶ回数が増えています。

 

毎回紹介する実家です。

H21.8.14氷見 1.JPG

親の話ですと、文久(1860年ごろ)とかの建築だそうです。いずれにしても幕末ですね。

 

家の痛みも相当ひどくなっています。

内部の床なども相当痛んでいるのですが、外壁の白壁が気になります。

 

150年の年月を過ぎ漆喰の下の土壁までが剥がれ出しています。

(昭和29年ごろ大改修しているようです。実際は50年ぶりの外壁改修だと思います。)

 

そこで、今回知り合いの業者さんを呼んで、外壁をみてもらいました。

 

H21.8.14氷見 2.JPG

正面の外壁です。窓の上は一般住宅で3階の高さほどになります。

 

H21.8.14氷見 3.JPG

北側の下屋部分です。

 

  H21.8.14氷見 4.JPG H21.8.14氷見 5.JPG 座敷のある池側です。           北面です。 

 

漆喰がだいぶ剥がれています。調査してもらったら、きれいそうに見えるところでも浮いているところが多いようです。

 

思い切って足場を掛けて外壁の漆喰を落とし塗り替え、高いところのむき出しの梁部分も防腐剤塗りを行う事にしました。

 

リタイヤしている、年金だけが収入の老夫婦には大きな出費です。

しかたなく我が家からも○十万円の援助を行うことにしました。

 

我が家の修理もしたいところが沢山あるのにねぇ。

 

自分たちでできるところは自分たちで手を掛けないといけません。

今回、防虫防腐剤のキシラデコールという塗料を持参し、遊びにはどこへも行かず、塗れるだけ塗ってきました。

 

しかし、まだほんの一部です。

 

秋の連休にもまた出掛け塗ってこようと思います。

 

そうそう、屋根裏でムササビが巣を作っているらしく、明け方になると運動会を始めます。

ネズミの足音の騒ぎではありません。狸かイタチが走り回っている感じで音が大きく、ネズミより大股なのが分かります。

 

裏山で、ムササビが飛ぶのを今回初めて目撃しました。

大変な田舎です。

 

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