建築士カトーのヒトリゴト

96時間

『96時間』

 

 

久しぶりに出掛けた映画は、アクション映画とだけしか何の情報もなく観てきた『96』でした。

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観たい映画の時間も合わず、取り敢えず「まっいいかぁー」と選んだ映画に、どんでん返しの

上出来映画に当たりました。

 

映画はこれだからやめられない。

一見平凡な中年おじさん、いやいや、退職後の一人暮らしをしている初老のとも言えるおじさん。離婚した妻の元にいる娘の成長だけが楽しみな親ばかなおじさん。

 

実は、格闘技や追跡など徹底的に仕込まれていた、元CIA捜査官。今は、ボディーガードなどをして日当を稼ぐ暮らしに落ちぶれている、ダサイ、度が過ぎた親ばか男。

 

前半は、こんなダサイおじさんを見下して観ていればいるほど、中盤からのマーシャルアーツのアクションや怒濤のカーチェイス、非情まなでの銃撃戦に、あっけにとられます。

 

ジェイソン・ボーンのようには若くもなく、耐力もありません。動きは当然劣るのですが、娘を思う気持ちが、スクリーンの現れ、その悲壮感ある捜索が心も打ちます。

 

こんなにいける映画とは思いませんでした。

映画館とは行かない人もDVDを借りて見る価値はありそうです。

 

主演はあのカトーさん衝撃の感動作「シンドラーのリスト」でアカデミー主演男優賞ノミネートの北アイルランド出身リーアム・ニーソン

 

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コメント(1)

人も映画も

思いがけない出会いっていいですね。


それにしても最近の リーアム・ニーソン はアクションが目立ちますね。

2m近い長身と厚い体躯

長い手足に加えて、侍のような鋭い眼光。


「スターウォーズ」 新サーガで

オビ・ワン:ケノービ の師匠

クワイ:ガンジン (開眼人) を演じたり

「ダークナイト」 の前作

「バットマン・ビギンズ」 でも

ブルース・ウェイン(バットマン)に格闘技を教える

ラーズ・アル・グール を演じたり・・・


“寡黙で冷静沈着な戦闘職人”


てイメージが強い。


そんな彼が


「もっと多くの人を救えたのに・・・」


と泣き崩れる

カトーさんもおっしゃっていた

「シンドラーのリスト」 大好きです。


彼の重厚な演技も素晴らしかったですが

念願の 最優秀監督賞 を受賞した時の

スピルバーグ監督のスピーチが忘れられません。

人種差別撤廃を詠いながらも

ハリウッドの歴史は他でもない

“赤狩り” の歴史ですからね。

そんな中で、オスカー像を握りしめたスピルバーグ監督が

最初に口にした言葉


「アイム ジューダ」 (私はユダヤ人です)


ガツンと来た一言でした。


しばらく映画館へ足を運ぶ時間がなさそうなので・・・

ヒトリゴト、楽しみにしてますね (^-^)

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