建築士カトーのヒトリゴト

静岡沖地震の話し3

『家屋の耐震補強のすすめ』

 

 

さて今回、静岡沖地震の被害の報告をしてきました。

 

それでは、私たちは今後どうすればいいのでしょうか。

 

当然、私がお薦めしているのが、家の耐震診断・耐震補強工事です。

耐震補強することで、本当に死亡災害からは免れる方が大勢いらっしゃるのです。

 

今度来ると言われている、東海地震、その予測死亡者数は5851人です、そのうち建物災害で失われる命は4646人と推測されています。

このうち、全ての建物が耐震補強されれば、7割の人数が減ると試算されいます。

 

是非、みんさん、特に昭和56年5月31日以前に家を建てられた方は、急いで補強工事を行ってください。

 

 

ここに、いい実験データがあります。

この2棟は、ほぼ同じ間取り、同じ形の古い建て売り住宅です。

兵庫県で広く民間に呼びかけ、好意で頂いた家を実験会場に移築たものです。

 

右側の家は、移築しほぼ同じ状態に復元しました。

左側の家は、移築後、耐震診断と行い、正しく補強工事を施した家です。この補強工事が命を助けるいい見本となりました。

 

 

20051121地震実験.wmv

いかがでしょうか。

補強の威力がでてますね。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 静岡沖地震の話し3

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.my-design.co.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1578

コメントする

カレンダー

<   2009年9月   >
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

アーカイブ