『パナソニックLED電球市場参入』
パナソニックは10日、LED電球を10月下旬に発売すると発表しました。
当面は生産計画として月間5万個で、蛍光灯・白熱球などのランプ全体での数%とする予定。
しかし、2012年にはランプ全体の25%に高めると発表しました。
パナソニックが在来の電球から、LEDにシフトするのは、世界各国で活性化する環境規制のためです。
白熱球や蛍光灯を消費電力の少ないLED電球に置き換えれば、電力消費が減り地球温暖化ガスの削減につながるわけです。
LED電球は、白熱灯電球のソケットに差し込むだけで使え、耐久性は白熱球の40倍に相当する4万時間(1日5時間半の使用で約19年です)と言われています。
消費電力は1/8で、真下の明るさが60ワット型白熱電球に相当するタイプの場合、年間電気代は白熱球タイプが2380円のところ、約300円になるそうです。
以下は東芝来テックのHPで2008年4月14日に掲載された文章です。
当社は、甘利経済産業大臣並びに北畑経済産業事務次官の発言に呼応し、CO2排出量の削減に貢献するため、2010年を目途に、東芝発祥事業の一つとして120年間にわたり継続してきた一般白熱電球の当社での製造を中止し、年間約4,000万個製造(06年度実績)している生産ラインをすべて廃止することを決定しました。今後は電球形蛍光ランプやLED照明などの省エネ製品に置き換える事業活動をさらに推進します。
白熱球は一部のクリプトン球など特殊なものを除き製造中止の予定です。
ますます。電球のLED化が進みます。
あとは技術の開発ですね。
LEDは直進性の能力は高いのですが、拡散性の能力が低い、すなわち天井ライトでいうと、「真下は明るいが、拡散しにくく、スポットライト的に光が真下に集まりやすい。」という弱点があります。
今までの白熱球での研究は課題は、「拡散する光をどうやって集中させスポット的機能を持たせるか」だったが、現在の研究点はその逆を研究しているそうです。
しばらくすると、世の中から白熱球は見られなくなり、LED全盛の時代が来るのだと思われます。
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