『BALLAD 名もなき恋のうた』
9月5日封切りの映画を今日見てきました。
仕事を終えて帰ってきた家内と二人で、夜の上映を見てきました。
クレヨンしんちゃんの映画はちょっと後回しかなと思っていましたので、いよいよ観たい映画も無く封切りから3週間目の鑑賞となりました。
映画の感想は、結論から言って
想像以上に良かった。
予想外良かった。
期待していなかったので、良い映画でびっくりした。
期待しないで行って、逆裏切りで、得した感じの映画。
良い映画と言うより、上中下で言えば、上のしっかりした出来になっている映画。
といった感じ?
「クレヨンしんちゃん」劇場版シリーズ10作目ということです。
娘の説明だと、名作として誉れ高い『クレヨンしんちゃん・嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』というマンガが原作で、ネットでみてもクレヨンしんちゃんの中でも原作が名作として有名らしい。
監督はALWAYSシリーズの山崎貴監督
出演は草彅剛、新垣結衣、大沢たかお、夏川結衣、筒井道隆、武井証
草彅剛くんは、正直に良かったです。戦国時代の怖くて強い侍と、優しい人柄の人間との二面を見事に演技していました。とかくちゃらちゃらしていると評価されがちの有名タレントさんですが、役に違和感がありませんでした。
新垣結衣さんはカトーさんの実はちょっと気に入っている女優さんですが、演技の線がいつも細く物足りなさを感じてしまう演技ばかりで、もう一つといつも思っていましたが、今回は別人のように演技に力強さを感じました。
城攻めの合戦シーンな最近に中国映画に、大スペクタクル映画がありますが、日本ではなかなかそうはいきません。そんな中、当時の合戦は本当にこうだろういうリアルに描かれ、最近の時代劇の中でも見かけないほどの迫力がありました。合戦シーンは上出来です。ちょっと驚きさえ感じました。
山崎監督はいつも期待を裏切らない作品を作りますね。
今回は、実に良い意味で、見る前の期待を十分裏切ってくれました。
今年48本目の映画で、観たい映画だけを選んでみているので、なかなか悪い映画も無いのですが、この48本の中でも、下の方ではありません。
今回も皆さんにお勧めします。
早く見ないと終わっちゃうよ。
追伸:合戦の中に車で飛び込んで来るのですが、「子供が乗っていて良いのか」とか、「まど開けてるなんておかしい」とか、細かいところに突っ込むのは心が狭い方ですよ。どだい、未来から現代人が過去に来ること自体変なんですから。大きな流れの中でストーリー的には、内容にひっかかりもなく、良くできた脚本です。
『容疑者Xの献身』では殺人してそれをトリックでごまかすストーリーですが、殺人自体を隠せばそれでなんとでもなったものを無理に表立ってトリックすることが変と思ってしまう内容や、『相棒』のように警察を振り回しておいて最後に捕まる。こっそり最後の場面で総理に向かえばもっと簡単に成就できたはず、返って警察を振り回したのはおかしい。
などど納得できないストーリーよりはずっと良い脚本でした。
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