建築士カトーのヒトリゴト

ウッドデッキを知る3

『塗料とメンテナンス』

 

 

デッキ材を選んだら、次は塗装について考えます。

 

塗装するか、無塗装とするか。

 

塗装することで、デッキ材を紫外線や、傷、腐朽菌から守ることができます。

 

一方無塗装でも、シルバーグレーに色あせが進む事はありますが、イペなどのハードウッド材はでは耐久性には大きな変化はありません。使用する材種によって塗装をしなくてもよく、自然体の変化を楽しむこともできます。

 

塗装する場合でも、浸透性で、表面に塗膜を作らない塗料がお薦めです。

木材の保護という観点では、表面塗装のペンキやニスにはかないませんが、肌触りの良さが残ります。

 

一般的にカトーさんがよく使う塗料は

 

オスモカラー、キシラデコール、ガードラックなどがあります。

 

キシラデコール

木材専用の保護着色塗料。非塗膜形成タイプ塗料で、通気性に富み、美しい木目が生かせ、防腐・防虫・防カビ効果を発揮します。

木材に深く浸透し、木材の腐れやカビ、虫を防ぎ、内部より木材を保護すると同時に木材に色彩することで美観を楽しむことができる。塗装した木材は水をはじき、塗膜をつくらないのでひび割れしないが、防水効果は期待できず、約5年で木が水を吸い、色あせが目立ってくるので、塗り替える必要があります。最初の塗装後2~3年で再塗装し、以後は5年ごとに塗り替えるのが目安。

塗った後にしばらく匂いが残るのでそのあたりは気になるところです。

 

ガードラック

防虫・防腐・防カビに強力な薬剤効果あり、木材への浸透性が良く、塗膜をほとんど作らない仕上がりになります。
撥水力・耐久性に優れ、長期間木材を外敵から守ります。

 

オスモカラー

木目を生かす半透明な仕上げの外部木部塗料です。紫外線による色あせを防ぎます。19色の色が用意されています。

塗り直しの目安は2~3年ごとです。

 

メンテナンスのお薦めは塗料が固まらず乾きやすい春と秋です。

まずはデッキをデッキブラシで水洗いして汚れを落とします。

完全に乾くまで2~3日待ちます。その後サンドペーパーで木部をこすり、表面けばだった部分を落とします。

その後塗ります。1~2日後再度塗ると効果的です。

 

しかし、プロに頼んでも金銭的な理由でここまではできません。ご自分でなさる方は是非やってみてください。

 

 

 

 

 


 

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: ウッドデッキを知る3

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.my-design.co.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1613

コメントする

カレンダー

<   2009年10月   >
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

アーカイブ