建築士カトーのヒトリゴト

地盤についてその2

『液状化現象』

 

 

もう大変有名になった『液状化現象』 ここでもう一度勉強してみましょう。

 

この写真は、私が能登半島地震を見て回った時の輪島市門前地区で見つけた液状化現象です。

門前地区中心街 046.JPG

液状化で、マンホールが浮いてしまっています。

 

地震による地盤の液状化は、比較的地下水位が浅く緩い砂質層が揺すられことで、地盤が液体状に流動化して起きる現象です。

 

地盤の中の粒子は普段は接していて安定していますが、粒子間に隙間が多いため、振動が加わると砂が水中で泳ぐような状態となり、やがて比重の思い砂は沈み、上には水が溜まることになります。

そこで、写真のようなマンホールなどは、水中の中のペットボトルのように、ポコンと浮き上がってしまうのです。

 

県道では、応急処置をして、とにかく通行時妨げにならないようにありたこちら舗装修理をしてありました。

門前地区中心街 075.JPG

 

液状化が起きるには条件が必要です。

それは

①震度5以上の揺れ

②地下水位が地表面から、10m以内

③砂層が地表面から20以内に体積している

④砂は粒がそろった細い砂や中砂で、N地が20から30未満

などとされています。

 

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