『2010年はどうなる』
昨日2010年はどんな年か、私のなすべき事をお話ししました。
では現実、世の中はどうなるのでしょうか。
不況はさらに進み、二番底もあるかもしれません。
2009年度の住宅着工戸数は、42年ぶりに100万戸を割れるのは確実です。80万戸も割れる数字もあるかもしれません。
持ち家で言えば、平成11年度は475,632戸でしたが、今年度は29万戸を予測されています。
2010年度は横ばいの29万戸から31万戸を予測されています。
厳しさは続きます。
・社会は温暖化対策に力を入れ、国も住宅建設でその方向に補助金を出します。しかし大きな流れにまで行かないでしょうか、それでも動きとしては確実に流れがでます。
太陽光発電・家庭用燃料電池・LED・エコキュート・国産材使用住宅・省エネ4等級住宅などは確実に増していくでしょう。
・住宅ローンで考えれば、相変わらずお金の借りるチャンスの低金利状況は続きそうです。
しかし、銀行にはご存じの通り、ローン返済が出来ない人が急増しています。金利だけの返済で救済を望む人が増えているのです。
そのため、ローン審査が厳しくなっている現状が現在あります。
まだ今年も借り入れ審査の厳しさは続くと考えられます。以前のようにはお金は簡単には借りられそうにありません。
・地価は?いったん地価の下落幅の縮小が近年見られたのですが、ここに来てまた下落幅が拡大しています。
地価を支えてきた三大都市圏でも▲5.6%の下落です。地方圏で下落幅が縮まった県はひとつも無いそうです。
地価の下落が続き、来年になればもっと値下がりすると「買い控え」傾向が強くなりそうです。
しかし、金銭的に余裕が少しでもあれば、やっぱり今は買い時です。「今が買い時」と買いに動き出すと、一気に地価が上昇に転じることもあるそうです。
・収入の低下、モチベーションの低下、などから明らかに中古住宅・リフォームの仕事は増えていくでしょう。
なかけんハウジングでも、昨年夏からリフォーム関連の仕事が前年の1.5倍ペースで増えています。この傾向は続きそうです。
・ライフスタイルも、このところの不況から、派手なデザイン・高級仕様は減っています。低価格高機能アイテムの採用やシンプルデザイン思考は現在より進むと思えます。
・ハウスメーカー、地場の工務店、パワービルダーと呼ばれれるローコストハウスメーカー、設計事務所の住宅、この分類分けで、どこの分野が勝ち残っていくかは、全く私には分からないのが現状です。
今家の建て時となっている団塊ジュニア世代が主要顧客層となっていますが、「低価格住宅で建設する」でまとまるかと思いきや、その資金すらない。の現状です。
中古住宅、親の家のリフォームなどに大勢が流れています。また、低価格住宅はエス・バイ・エルやミサワホーム、パナホームなどの大手ハウスメーカーさんの参入で、大変な激化を見ています。安くすれば受注が簡単に上がると言うことでも無いのです。
まずは、カトーさんは、冷静にもう少し正確に世の中を分析したいと思っています。
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