『2010年、平成22年はどんな年か』
当然の話、今年1年も大変な不況な状況が続くでしょう。
松下幸之助氏が「不況はチャンスだ」と言ったそうです。
普段はできなかったことをやれる時期だというのです。
では、不況で何をすべきか。松下幸之助氏は「発想の転換をしなさい」と解いたそうです。
昨年来、住宅業界も異常なコストダウン競争が激化しています。値引き合戦の様子を示しています。しかし、値引きだけでの勝負ではいつかは企業として成り立っていかなくなります。
なかけんハウジングならではの魅力が十分発揮されなければなりません。そこには技術力と営業力が備わっていなければなりません。
しかし、それだけではありません。今こそ本当のなかけんハウジングの魅力を発揮する時期とも考えています。
私は、10年ほど前長く入院生活を送りました。その時に痛感したことがあります。
何時しか、多くの看護師や、先生方が流れ作業の中で仕事をしているのが気になりました。TVドラマのような熱く燃えた志を持った先生は多くはいませんでした。いつも気に掛けて、神経を使っている優しい心を持った、先生や看護師も少しでしたがいましたけれど。
ある時、親しくなった看護師に、そのことを言ったことがあります。「単に仕事として看護師をしているの?新人の時からそうなの?人の助けをしたいと看護師になったんじゃないの?」と
その看護師は26、27歳のくらいの年齢の女性でした。「新人の時はそうだったけど、何時しか長されているのに気がついていた。これではいけないと思うのだけで現実に仕事としてこなすようになって、患者さんの急変にも感情が入らなくなっている。」としんみり答えてくれました。
苦しくいて、あえいでいる時に、手をギュッと握って「頑張って!」といてくれる一握りの看護師さんの対応がなんと嬉しかったか。
次から次にやってくる患者者さんが、まるでベルトコンベアーに運ばれて去っていく、それに対応している感じが、特に先生方に強く感じました。
私は、そして私達スタッフは、そうあってはいけないと強くいつも思っています。
建築士として、流れ作業で家造りを絶対にしてはいけない。ひとり一人に対し心を込めて家の設計を行い、営業を行い、コーディネイトを行い、工事を行う。
それが、この不況の中で特に重要と感じるのです。
TVドラマで、熱い先生などを見るといつも自分を重ねてしまいます。医者と設計士と仕事は違うけれど、決して心の油断をしてはいけない。油断すれば流されてしまう。
いつでも家づくりに誠実に立ち向かう、他人を(建てる人を)思いやれる、やさしい心を持った人間でいなければと思うのです。
今年のこの不況は、長く続きそうです。この時期だからこそ、落ち着いてそう思わなければなりません。
私の生活信条である「いい人になる」を誠実に実行していきたいと思います。
きっとそこになかけんハウジングの魅力が現れると思うからです。
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