建築士カトーのヒトリゴト

次世代省エネルギー基準セミナー参加

『次世代省エネルギー基準セミナー参加』

 

 

先週末に、静岡で行われた『次世代省エネルギー基準セミナー』に出席してきました。

大変な賑わいと熱気でした。

講師の南雄三先生の講演自体が熱気を込めた講演で、聞く私たちを真剣にさせる大変いい講演をされていました。

 

住宅の省エネルギー基準は、「旧省エネルギー基準」(1980)、「新省エネルギー基準」(1992)、「次世代省エネルギー基準」(1999)とレベルアップしながら変化してきました。

その現在の「次世代省エネルギー基準」も2001年、2006年、2009年と一部改正を重ねながら変化を続けています。

今回は昨年2009年4月に改正された基準を対象に行われました。

 

 

 

今回2009年4月の改正のポイントは以下の三つです。

 

①300㎡~2,000㎡の建物:届け出の義務と罰則

②300㎡以下:150棟規模以上の建て売り業者にトップランナー制の導入

③次世代省エネルギー基準の簡素化

 

です。

 

今までも2,000㎡以上の住宅・建築は届け出義務が課せられていました。この改正で300㎡~2,000㎡の届け出が新たに追加されました。実質これはアパートが対象ということですね。

 

次に300㎡以下では、一般の住宅が対象となります。これを150棟以上規模の建て売り業者を対象に住宅の省エネ基準をアップを義務つける措置の導入ということです。ここでトップランナー基準とというものが登場しました。

 

このトップランナー基準、レベル的には、次世代省エネルギー基準の一般的な仕様より高いレベルと言われていますが、実際はそうでものないようです。

採用する価値がある場合もあります。

 

最後の簡素化は、次世代省エネルギー基準の内容を簡素化する内容です。

 

実はこの次世代省エネルギー基準の概要はとても説明できるほど簡単な内容ではありません。

がんばって熟知していこうと思います。

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