『一般白熱球の製造中止』
東芝ライテック株式会社は120年間製造を継続してきた一般白熱球の製造を2010年3月17日をもって中止しました。
この取り組みによって、年間43万トン(2000年比)のCO2削減が貢献できると発表しました。
「1890年東芝の創業者のひとりである藤岡市助が日本で初めて白熱電球を製造するために「白熱舎」を設立し、日産10個程度からスタートした白熱事業は、最盛期の1973年には年間生産量7800万個までに拡大し、現在までに累計40億7千万個を生産しています。
一方でオイルショックを契機とした省エネ意識の高まりを受け、1980年に世界初の電球形蛍光灯ランプを開発、白熱球からの置き換えを進めるために、小型化、省エネ化、長寿命化に取り組んできました。近年では地球温暖化防止に向けたニーズが高まってきたことから、2007年から実用的な明るさのLED電球を商品化、白熱球からの置き換えを進めてきます。」
とは東芝ライテック社のプレス記事の一部です。
結局は年間7800万個の製造個数だった白熱電球が、2009年では7万個まで減り、蛍光灯ランプが14万個、と言う実績が物語るように、すでに、白熱球から蛍光灯ランプ、蛍光灯ランプから、LEDランプとの世の中の流れが出来てしまっているのです。
白熱球の小売り販売価格は、150円前後です。蛍光灯ランプ球は3000円程度します。
150円が7万個で売り上げ名は10.5百万円、
蛍光灯ランプ球3000円が14万個で420百万円の売り上げです。
LEDランプ球は、3月発売のもので15000円、7月販売予定のもので、5460円です。
この結果、売り上げ減少の歯止めとして、高付加価値の商品に転化してきている現状も伺えます。
ちなみに今回製造中止する電球は以下の商品群です。
ホワイトランプ ホワイトボール ウスシリカランプ
セミホワイトランプ クリヤーボール パステルカラーランプ
以上の103機種が販売中止になったそうです。
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