『建築基準法施行規則6月1日施行』
先日26日、浜松市アクトタワーコングレスセンター31会議室で行われた「建築確認手続き等の運用改善」の講習を山田、新村と受講してきました。
なんと600人の受講者が居たようです。(席数えました)
今回の改善の方針は
国土交通省が建築確認審査の迅速化、申請図書の簡素化、厳罰化の観点から、制度の見直しの検討をおこなうため、実務者や関係団体から幅広く意見聴取を行い、姉歯事件事件を発端に確認申請審査の制度を見直し、厳密化、厳格化の前回の法整備の制度となったが、極端な厳格化が、必要以上の規制と厳密化と各方面から指摘を受け、今回の改正となりました。
リーマンショック以来建築業界は極端な不況となり、物件数そのものが減って、確認申請業務の混雑は、混乱は減っています。
しかし、リーマンショック以前は、大きな物件の確認申請は6ヶ月かかることは普通でした。
当時私が携わった、地下1階地上3階の事務所併用住宅は、以前は簡単に降りた鉄骨造の住宅なのに確認申請が降りるのに、確か3ヶ月4ヶ月かかったように記憶しています。
今回このような事例に対する各方面からの陳情でようやく改正となったようです。
A.確認申請の迅速化では
①確認審査と適判審査の並行審査の実施
以前は、確認審査が長くかかり、その後適判審査に回ったのが、同時に並行審査が可能になりました。
②確認申請後の図書の補正の対象の拡大
以前は誤記・記載漏れ等に補正を厳格に限定していましたが、今後は審査後の指摘による図書や構造計算書の補正も可能になりました。以前では最初から出し直しでした。
③変更確認を要しない「軽微な変更」の対象の拡大
以前は建築基準法関係規定に適合していても安全上の危険等が高くなる変更は対象外でしたが、 「建築基準法関係規定に適合することが明らかな一定の変更」ということになり拡大されました。
④大臣認定変更手続きの迅速化
超高層ビルの構造計算や非難安全検証法にかかる大臣認定の変更手続きが迅速化されます。
その他にも以下の改正がありました
B.申請図書の簡素化関係
C.違反設計等への厳罰化関係
D.その他関係
(四号特例の当分の間の継続など)
しかし、感想としては、 「まぁ良くここまで度々建築基準法が変わる物ですね」
それに加え、覚えることが一杯です。
長期優良住宅について
住宅エコポイント制度について
既存住宅流通活性化事業について
地元木材利用促進制度について
NEDO補助金制度について
住宅履歴情報の整備について
改正省エネ法について
これらは、ほんの半年間の出来事です。
これらを全て、その制度の仕組みだけでなく、その内部の施工仕様に至るまで調べ理解しないと設計が出来ません。
社内ではまず私が覚えないと前に進まない状態にあります。
忙しいですね。
がんばらないといけませんね。年取ったなどと言ってる場合でないかぁ
とにかく覚えるだけで、調べるだけで、大変です。講習の渡り歩き状態です。
コメントする