『所得税の住宅ローン減税』
住宅ローンを利用して家を建てたり、リフォームしたりすると、一定の期間、年末のローン残高に応じて所得税の控除が受けられます。
これが一般に「住宅ローン減税」と呼ばれる仕組みです。
この制度はこれまで景気の状態の応じて繰り返し改正しながらも、制度自体は続いてきています。
2008年度には最大控除160万円まで落ち込みました。
この住宅ローン減税、ここにきて最大にお得な状況になっています。
2009年度から景気浮揚策として
最大控除額600万円(一般住宅では500万円)
となっています。
しかし、以外に勘違いされているのが、これは「所得税減税」であること。
すなわち、所得税を納めた人がその納めた所得税の控除を申請できるということ。
子供を育てながらの若い世帯では、月に所得税1万円程度のお宅も多いでしょう。年間12万円の所得税では、12万円しか戻りません。600万円も戻る人はいったいどんなお仕事の方でしょうかねぇ。
ちなみにカトーさん、昔のことですが、奥さんが子供二人を一生懸命専業主婦で育てていた頃、扶養家族3人の頃です。お給料が少なくて所得税0円の頃がありました。
お国が「あなたから税金を取るのは忍びない」と言われたような、そんな状態の苦しい時代がありました。
さて、そのようなことも考え、2009年度からは、所得税で控除仕切れなかった分を住民税から控除する制度も導入されています。
上限は、所得税の課税総所得金額の5%、または9万7500円となっています。
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