『先輩社員に聞いた、気になる新人の言動』
日本経済新聞土曜日の"プラス1"コーナーで面白い記事が出ていました。
『先輩社員に聞いた、気になる新人の言動』ランキング
『新人社員に聞いた、改めて欲しい先輩社員の言動』ランキング
というものです。
2回に分けて紹介します。
新入社員が入社して3ヶ月、各社でも職場に慣れて来た頃でしょうか。
日経新聞が行ったアンケート、なるほどなるほど、と思ったり、ホントー?といぶかしく思ったり、いろいろです。
読んだ皆さんは少しでも、他の方々がこんな風に感じていることを参考にしてください。
『先輩社員に聞いた、気になる新人の言動』ランキング
1位:メモを取らずに同じことを何度も聞く
本当です。そう感じます。
先日、中村建設で定期的に行われる懇談会という会議があります。その懇談会の新入社員の会議にオブザーバーで出席したときのことです。
4月に行われた新人研修で、私の講義で「必ずメモを取りなさい、ノートを取りなさい」と教えていたのですが、懇談会に出てきた半分の新人社員は、ノートも用紙も持ってきていないのです。
ある社員は、筆記用具すら・・・・・(*_*)
あきれるばかりでした。
大切な上司・社長の話もメモ取らずにどこまで思えているつもりなのか?
少しでも吸収してやろう、とかなどの前向きな感じがしません。
嫌な会議に出ているだけなんですね。
2位:挨拶がきちんと出来ない
そうそう
本人挨拶しているようですが、相手に聞こえて、相手に気持ちが伝わり初めて挨拶です。
いつの間にか、先輩社員が上から目線で挨拶していると、後輩社員が同じような挨拶の仕方しています。
住宅部でも、朝きちんと大きな声で挨拶しながら入ってくるのは先輩社員のように思います。若い社員は自分に挨拶しているかのように、自分に聞こえる声で自分では挨拶したことを確認できたと満足なのか、ぼそぼそ挨拶して入室してきます。
それが、奇抜が悪いのか、8時近くに入室してくる社員ほど声が小さくなってきます。
新人でも後輩でも、先輩社員より声が小さくてどうします?
声が出ないわけありません。自分に甘いだけです。
3位:指示待ちで言われたことしかやらない
これは、ゆとり教育の弊害と新聞で読んだことがあります。
年齢的には22歳以下の今年の新人年代ではゆとり教育で育った第1世代だそうです。
「与えられた課題にはまじめに取り込むが、自分で考え応用するのが苦手の傾向がある」そうです。
それが明快なのは、新人聞いた改めて欲しい先輩の言動の3位に「指示はこまめに出して」というのがあるのです。驚きです。
常に相手の期待を想像し、先回りして行動しなければいけません。
以下並ぶのが
4位:雑用を率先してやろうとしない
5位:同じミスを繰り返す
6位:注意するとふてくされた態度をとる
7位:ホウレンソウ(報告・連絡・相談)ができない
8位:敬語が巧く使えない
9位:感情表現に乏しい
10位:注意してもどこかひとごとでいる
11位:知識もないのに自分で判断する
12位:仕事の優先順位が付けられず、抱え込んでパニックになる。
13位:チャレンジ精神に欠ける
などなどです。
並べてみると、世代が見えてくるよな気がします。
まずは
1.仕事の意味や目的はやってみないと分からない。まずは与えられた仕事に全力で尽くす。自分で勝手に与えられた仕事の優劣、重要度は考えないことです。
2.雑用を含めた日々の仕事をやり遂げることが、「自分のやりたい仕事」への近道と思いなさい。
3.常に相手の期待を想像し、先回りして行動する。
4.先輩の指示や注意で分からないことがあれば、放置せずどんどん質問する。
5.定期的に自分の言動を振り返る。
6.まずは反省から入る。他人にせいにして自分の逃げを作らない。作る人こそ信用もなくし、成長も無くなる。
7.自分のことを横に置いて、他人を先輩を責めない。攻めることができるだけの人物になってから物を言いなさい。
8.注意されてふてくされない。反省の気持ちが薄い証拠。自分に取ってとっても不利な態度です。
9.メモを必ずとる。ノートをとる。指示しているとき、打合せしているときノートを取らない社員は信用できない。
社会人30年のカトーさんからのアドバイスです。
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