『男子大学生の草食化』
7月9日の読売新聞のコラム"気になる"での記事です。
大学生の就活戦線で、企業の人事担当者が男子学生の"異変"に頭を悩ませている。
と言う記事です。
コラム内容は「男子学生の草食化が進んでいる」というものです。
東京都内の携帯電話を販売する会社の人事担当の話
「就活を振り返って何かありますか」の尋ねに
「男子学生が苦しい就活で感極まって、突然しくしく泣き始めたのです」
外回りのある営業職を敬遠する傾向がみられるそうです。
埼玉県の自動車部品メーカーでの面接の話
面接で「人と接することが苦手。営業より事務で」と主張する男子学生に困惑。
都内空調機器類を扱う会社の人事担当の話
「事務は営業より2割安いと説明すると、昔は 「では営業で」 ということが一般的だったのは、今は 「それでも一生事務でいいです」 と答えるのです。」
草食化が伺えるデーターもあるそうです。
日本生産性本部というところが毎年新入社員実施施している調査で、「定年まで働きたい」と考える新入社員は2000年の20.2%から2010年では34.4%に増加している。 そうです。
「"ガツガツと出世を狙う人生を選択せず、一つの会社で穏やかにすごしたい"という意識の男子新入社員の中に広がっていることをが垣間見られる。」と分析していると書かれています。
どうもこの私のブログで時々書いている、学生時代の教育(ゆとり教育)に原因があるそうです。
リクルートワークス研究所の所長は
「国内の企業は、今後やる気満々のアジアの若者に目を向け出す」と言っています。
「今はバリバリ働いても出世や賃金アップも期待できない。気の弱い男性を容認する風潮もある」そうです。
ただでさえ、法人税の安い海外に日本企業がどんどん流出しています。
国内の企業の空洞化が徐々に始まっているのに、国内のこのような風潮や、国のゆとり教育の弊害対策がなされないと「私達が年金暮らしをしなければならない20年先はどうなるのでしょうか」
今日参議委員選挙が行われました。
国政に立つ方々には、将来の日本をどうするのかのビジョンをしっかり持って、目先のことにとらわれずに、「衰退する日本を救って欲しい」なんて思ってしまいます。
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