『家造りのこころ』
先ほどTVで、先天性の病気を抱える子供達の人生を取り戻すべく、手術を重ねる医師の話を流していました。
他で取り扱ってもらえない病気を生まれつきもってしまった子供達に人生を与えようと、手術を繰り返す医師。
思わず目頭が熱くなる映像でした。そう、その先生のこころが、熱い気持ちを持ち続ける先生の行動が、そう感じさせました。
私は、昨日1億円近くかかるだろう、RCの住宅の計画をお持ちの方のところにプレゼンに行ってきました。
そして今日は町中で事務所を建て替える計画の所長のところに計画案を持ってお伺いしてきました。
昨日のお客様は、大きな医療法人の理事長でした。
当然私とは違う世界の方で、金額のレベルの違う希望を持つ方です。しかし家へのあこがれは何ら変わらず、熱く私に希望を語ります。
今日の事務所の建て替えを希望の所長さんも、2時間半真剣に希望を伝えてきます。
常に沢山の方々と家造りを通じて接しています。
大きな家も、普通の家も、小さな増築も、リフォームの工事も、個人の事務所を建て替えようとする方も、皆さん真剣にそれに向かいます。
その時、私達スタッフは決して流れ作業の気持ちではいけません。
いつも、いでも、毎回変わるお客様の熱い気持ちに答える、こちら側の「熱い家造りのこころ」が無ければいけないと思っています。
毎回真剣に取り組むことが出来る人こそ、本当の優しさをもった人です。
優しさが無ければ、設計も営業も工事も担当する人はただの「やっつけ仕事」をしているだけになってしまいます。自分中心の無責任な最低の仕事振りと言えましょう。
ところが本当に企業人にはそんな人が多いのです。家造りをそんな応対で行っているメーカー、工務店は私の廻りに本当に多い。
そんな会社で家を造ってしまったらどんなに気の毒でしょう。
私はいつまでも今日のお医者さんのようにいたいと思います。
常に反省の気持ちを持ち、自分の行動とこころを見つめ、確認しながら
「家造りのこころもった人」=「やさしい人」でいたいと思っています。
お客様が「誰より担当者がカトーさんで本当に良かった」と言っていただける仕事ぶりをいつまでも変わらず続けたい。
と、今日改めて思いました。
こころを洗うため、感性を保つため今週も映画を観ようと思います。
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