『オール電化住宅1』
昨日建築士事務所協会で、 「改正省エネ法・住宅エコポイント講習会」 を行ったお話をしました。
その講習でも何度も出ていますが、省エネ法対応住宅でも、住宅エコポイント仕様住宅でも、大きなポイントが3つあります。
一つ目に:断熱性能のアップ、断熱材の高性能化です。
(予断ですが、この時代背景を受けて現在断熱材が手に入りにくい状況にあります。製品の納入が間に合わない状態が起きています。)
二つ目に:窓などの開口部の断熱性能と日射遮熱性能の向上。
三つ目に:機器類の高性能化(高効率化)、エコ化(節水機器、省電力化)です。
以上の3点です。
この3番目の仕様として、オール電化住宅化があります。今後ますますオール電化に進むのは間違いありません。(ガス給湯器でも省エネ法はクリアーします。念のため )
そこで、オール電化住宅の分かっているようで、理解出来ていないことなどを、このシリーズでお話ししていきます。
さて、
『オール電化住宅 そのメリットは?』
1.安心
これはもう当然ですね。IHヒーターでは吹きこぼれによる立ち消えやその後の引火、老人を中心にした火の消し忘れによる火災、袖口からの衣服への引火恐れ、などがなくなります。暖房器具が原因となる一酸化炭素中毒事故も無くなります。
2.経済的
火を使わないので、光熱費の基本料金がひとつになり、お得です。深夜電力をを使うために給湯費なども節約できます。
ガスレンジの火力って知っていますか?レンジで加熱する場合、その熱エネルギーの60%が周辺空気を暖めながら上空へ消えていくそうです。ガス料金が安くても全体効率でIHの方が安くなる仕組みです。
3.清潔
もちろんCO2などを発生しないいため、室内の空気が汚れにくいですよね。
意外なメリットに、燃焼機器を使わないため、カビ・ダニの発生が減るんですよ。(室内湿度が下がるため)
4.税制優遇
金融機関には、オール電化にすることで、金利優遇される金融機関があります。
また、火災の発生リスクが下がるため、保険会社によっては割引となる商品もあります。
ちょっと考えただけでもこれだけ直ぐに上がってきました。
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