『断熱材との戦い』
先日、『断熱材がたりません』の話をしました。
それからさらに事情が悪化してきました。
全く入荷してきません。
各現場工期が迫ってきています。
旭ファーバーグラス(株)の10月28日のHPをもう一度ご紹介します。
誠に遺憾ながら昨今、一部の製品において納期遅延及び欠品が発生し、お客様並びに関係先の皆様に大変ご迷惑をお掛けしておりますこと、深くお詫び申しあげます。
弊社といたしましても生産品目を集約し、鋭意増産に努めておりますが、業界全体が深刻な品不足に陥っている状況ともあいまって、 本日現在、グラスウール製品について受注を頂戴してから納品まで2ヶ月以上かかる場合もある状況です。
特に、マットエース密度10kg/m3製品につきましては、極端な欠品状態となっており、品種集約により、少しでも多くの製品をお客様に提供するよう努力しております。
今後とも、知恵を絞り、あらゆる手立てを講じながらお客様のご要望に沿えるよう努めて参りますが、弊社がお願いする納期調整に前向きにご協力くださいますよう、ご理解賜りたく重ねてお願い申し上げます。
「受注して2ヶ月以上かかる場合もある。」ではなくて、「すべてに2ヶ月以上かかっている」状況です。
「予定がつかない」 、 「今後は3ヶ月はかかる」 が現状です。
お客様には大変ご心配を掛けている状況です。
断熱材は、大工工事の当初に外壁面に入れます。その次にボードを軒まではり、その後天井等の内部造作工事になります。
すなわち、断熱材は大工工事の初期に必要な材料で、そこで手に入らないと次の工事に進まないということです。
断熱材が入らないので、工事が2ヶ月止まる状況となっています。
現在は断熱材ばかりではなく、ALC50mmも納期が90日等、どんどn多方面に広がっています。
これは決して工事物件が増しているからではなくて、建材メーカーが次々に建設業界から撤退、統廃合が行われて、生産会社自体が減っている。ということです。
サイディングメーカー、カラーベストメーカー、住設メーカーは統廃合が進み、天井岩綿吸音板やロックウール断熱材、造作建材などは撤退が起きています。
各種の建材をつくるメーカーさんが減り、必要数量の供給が不能になっているのです。
不況による、供給不能の一面もあるのです。
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