『改修工事のための調査』
今、中瀬のO様邸の改修工事の間取りの検討を営業の松下が行っています。
お客様の要望は、構造的拘束の中で行わなければなりません。しかし、少しでも希望を叶える間取りにしたいと、設計担当者は考えます。
そこで、今日はO様邸の屋根裏に上がって、小屋伏せを調べてきました。
小屋伏せをこの調査で書き上げます。
どこの柱に、どのように梁が乗っていて、その梁にさらりどの梁が乗っているのか調べます。
屋根の重みは、屋根束を伝わって各梁に降りてきます。
束を受けている小梁が大梁に梁に乗り、その梁に乗っている加重は次の大梁に移っていきます。
そして、それを受ける柱に伝わって基礎へと下っていきます。
すると、全く取ることの出来ない柱と、梁の補強をすれば取れる柱とが分かってきます。
今回は、改修工事のプランを打合せしていく段階で、取りたい柱が発生し、松下から依頼で調査となりました。
結果は、殆どの柱が重要な役割をしている柱でした。ところが運良く取りたい柱だけが何とか梁補強後取れそうと判断できた唯一の柱でした。
改修工事では、自由にプランが叶うわけでは無いのです。
今日の様な仕事も設計の重要な仕事の一つです。
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