『ラスト・ソルジャー』
ジャッキー・チェン主演・製作総指揮の映画
ジャッキー・チェンが、ジャッキー・チェン自身でジャッキー・チェンの新しい魅力の披露のために作った映画みたいな、映画? でした。
この映画の面白いところは
強くないジャッキー・チェンを描いているところがであり、最大の魅力となっています。
訴えるものは明確に 『平和』
ジャッキーが怪我をして弱っている敵の大将を捕まえ、報償目当てに地元(自陣)へ連れ帰る道々、ジャッキーの人の良さに大将も段々心を許し、逃げようとする二人の争いも徐々に、じゃれ合いの様になっていきます。敵に遭遇しては協力して戦い、最後に友人関係になっていく。
あくまでも平和を望むジャッキーに大将も感化されて、平和の意味を知っていきます。
ジャッキーが戦いにまるっきし弱く、逃げてばかりの弱い兵士を演じ、いつものアクション映画とは大きくかけ離れた作品となっています。
ところが、ジャッキー自身が作りたかった映画だそうです。
そのねらい通り、心地よい映画に仕上がっています。
ジャッキー・チェンのいつもの人の良さそうな部分を全面に出して、好感度は良く作り上げています。
飽きることもなく、さわやかに見終えました。
ただ、すぐに記憶から消えてしまう、その他沢山の映画の中の1本のだと思います。
ビデオで、夜見て楽しむには良いのではないでしょうか。
コメントする