建築士カトーのヒトリゴト

相棒-劇場版Ⅱ

『相棒-劇場版Ⅱ-警視庁占拠特命係の一番長い夜』

 

 

今年おそらく最後の映画になるでしょうか。今日観に行ったのがこの映画です。

暮れ自由になる時間が無く、もう一度行きたい『最後の忠臣蔵』や、気になる『バーレスク』は来年早々になりそうです。

 

 

今回非常に評価のコメントに窮する作品です。

 

脚本的に言えばよくできてる映画と言うべき作品だと思います。

 

いつもの杉下右京さんがいつも通りに活躍しています。

ただ、私的にはTV用2時間スペシャル番組的作品はないかと思うのです。

 

内容は、警視庁内部の黒い部分を、信念を持った杉下右京さんが、圧力にも負けず解き明かし、告訴へ持って行くストーリーです。「なるほど」と思いながら、「フムフム」と感心します。

よくできた内容でしょうね。

 

しかし、

一つに、あくまで警察庁トップはいつでも設定はであって欲しいと思います。根幹を覆す、驚愕さは観る人を引きつけますが、さわやかには感じません。これは私だけの意見でしょうね。

 

二つめに、造る人は劇場へ足を運ぶの人の期待に応えなくてはいけません。

人間模様を深くえぐる作品は、その期待をもって出掛けます。今年の作品で言えば『悪人』などそうです。

『相棒Ⅱ』を観たくて劇場へ足を運ぶ人の期待は、 『悪人』と同じ種類の映画を期待して出掛けますか?違うでしょう。

『相棒Ⅰ』がヒットしたのはその内容にありました。次々の振り回される現場、謎解きに苦しむ右京さん、そして意外な最終決着。

この手の作品には、ある程度の劇場版らしく、スペクタクル的展開と映像も必要です。

このあたりを期待して出掛けると、「なんだ」と期待はずれになりそうです。

 

観客が『相棒』という作品に何を期待するのか、よく文字で書き出して、方向性を決めて、原作を書くことを勧めたいですね。

良い作品なのに、「あれっ?」となってしまいます。

今回良い作品の出来になっているのに、興行収入は伸びない気がします。

 

最後に、皆さんへ

劇場での鑑賞マナーを守りましょう。

ポップコーンと紙コップのコーラの飲み方

シーンと静まりかえった瞬間にポップコーンを「ガサゴゾ」、コーラの中の氷を「ボリボリ」、ストローで「ズズー」は、どういう神経を持った方なのでしょうね。

大の大人です。

このような無神経さ、このような人が彼氏なら別れることをお勧めします。あなたの微妙な気持ちの変化を察する神経は無いと思われます。やさしい気持ちの第一歩が廻りへの気使いの神経さです。

このような無神経な行動を取る方に、家造りの設計はもちろん、工事の担当者にもなってもらいたくありませんね。

でも、多いのです、劇場では。

皆さんはまさかご自分でそのようなことは・・・・・・ないですよね。  

よろしくお願いします。

 

 

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