『法多山でのこと』
今年の2日の法多山へ初詣に行ったときのことです。
自宅からほど近い法多山へは、毎年朝早く混む前に出かけています。今年も8時には駐車場へ入れるように早めに出かけました。
そこで見た光景をお話します。
私達夫婦が車から降り、歩道を歩き出すと、向こうから早くも初詣を終えて帰ってくる20代初め頃カップルがいました。
彼女たちは、「今年もいいことがありますように、」と願ったに違いありません。そうですね、ここに願掛け、お願いに皆さん来ているのです。
カップルの彼氏の方は、片手に缶コーヒーを飲みながら歩いてきました。
すると、丁度目の前の車で立ち止まりました。
彼の車は歩道沿いの、駐車場でしかも一番道路に面している所に駐車してありました。それだけに、彼らが車に乗る様子が大勢の通行人に見られている状況は想像できると思います。
それなのに、どうどうと持っている空き缶を車の後部のマフラー当たりの地面に置いているのです。
何人もの人が見ていました。
運転席に乗ると、平気で車を出して行くのです。
残ったのは、ぽつんと空き缶です。
願いを掛けに来ているのか、バチをもらいに来ているのか、全くの意味不明的行動です。
本人はごく普通の行動なのでしょうね。
「何か?問題でも?」なんて思っているかも。
人はぞれぞれ自分の普段の行動の中にある、小さな罪に気がつかないでいることが多いと思うのです。
日々反省が大事ですね。
素直に謝る心が大事ですね。
そして普段の行動を時々見つめてみることが大切ですね。はたして、自分の行動は気がつかないうちに、人として正しく無い行動をしてはいないか。
今年の法多山への初詣では、きっと「私にそれを悟らせよう」としてくれたお導きだと思うのです。
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