『ソーシャル・ネットワーク』
ハリウッド外国人記者クラブが主催するゴールデングローブ賞の第68回がカルフォルニア州のビバリーヒルズで1月16日に行われ、 『ソーシャル・ネットワーク』 が ドラマ部門の 「作品賞」 「監督賞」 「脚本賞」 「作曲賞」 の主要3部門を含む4部門で受賞しました。
ハーバード大学在学中に 「Facebook」を立ち上げ、巨万の富を築き上げた創業者マーク・ザッカーバーグの伝記ドラマです。
今年6本目の映画はこの『ソーシャル・ネットワーク』です。
映画の題名にもなっている「ソーシャル・ネットワーク」とは何でしょうか?
正確にはSNS (ソーシャル・ネットワーク・サービス)の事です。
これは、「人と人とのつながりを促進・サポートするコミュニケーション型の会員制のネット上のサービス」です。とはネットで調べたなかで一番わかりやすい説明文です。
なんだか難しいサービスのようですが、案外簡単。日本で言えば私も会員登録して利用している「mixi」などがそれです。(会員歴4年です。最近ご無沙汰していますが。)
他には「GREE」なども有名です。
主人公マーク・ザッカーバーグがハーバード大時代に立ち上げたのが、SNSの「フェイスブック」なのです。
ちなみに、娘に説明を受けましたが、mixi が登録に本名がいらない、ニックネームOK、公開・非公開が細部で選択出来る。に対し
「フェイスブック」は登録は本名、基本的に全て公開。
という大きな違いあるそうです。
「フェイスブック」は全世界で5億人が登録、日本では進まず180万人であるとネットには出ていました。
「フェイスブック」とは何か、このあたりの知識を入れた上でこの映画は観た方がいいですね。
何も分からないのでは、もしかして内容がちんぷんかんぷんになってしまうかも。
さて映画の内容に戻って、この映画は至上最年少で億万長者になった起業家のマーク・ザッカーバーグは本人のサクセスストーリーとして描かれているのではなくて、人に騙され、騙し、利用され、天才少年ではあるけれど、本当に未熟な少年の葛藤として描かれています。その当たりが作品の主題としているところで、作品としての価値を造っています。
今回のこの映画、面白いとか、感動したとか、そういうカトーさん好きな表現で評価出来ない分類の映画です。
しかし、良くできた作品です。作品として見ていて、「脚本がいいな」、「監督巧いね」と見ていました。
しかし、ずっと先になっても記憶に残る作品とは言えないかも。が正直な感想です。
劇中ものすごい早口でしゃべりまくることで主人公を、天才肌に表現していますが、字幕読むの精一杯、字幕以外の画面がなかなか見られなくて大変でした。ここは笑うところです。
ゴールデングローブ賞はアカデミー賞の前哨戦です。今年のアカデミー賞作品賞はこれで決まりでしょうか。
ちなみに、女優・松たか子が主演した映画「告白」が、米アカデミー賞の外国語映画賞の選考対象となる9作品に選ばれたことが日本時間20日発表されています。
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