建築士カトーのヒトリゴト

『さや侍』

 

 

松本人志監督、脚本のこの作品を見てきました。

 

期待せず、と言うか話題性で観に行っただけで、見る前から低い自己評価のまま出掛けました。

 

見た感想は自己評価より随分良かったですよ。

と言っても、ひどい作品と思いこんでいましたから。

20110618main_large.jpg

この作品、あくまでも松本監督が喜劇として作品を造っていると判断して見るならまずまずですよ。

この作品は所詮話題性で売り上げようと、天才松本人志などど持ち上げられた素人監督が造った作品としてみるならまずまずです。

 

最初に、松本監督は天才ではありません。普通の人です。特に才能を感じる気もしません。

この程度の作品ならば業界の頭のいい芸能人なら素人監督として大方の人達が造れると思います。

 

この映画の評価を、いくつか見ましたが、皆さん厳しすぎます。

それはとても感じます。

背中を切られて血がどばっと流れて、すぐに直ってしまう。

頭を銃で撃たれ、すぐに直ってしまう。

などを批判しているユーザーは批判する方が間違っていますね。

喜劇として造られた作品でしょうから、「笑ってくれればOK」というシーンでしょう。

 

 

軽い感じで、穏やかに笑いながら見るには、面白かったですね。

作品の評価の立ち位置を勘違いしないで、低いところで評価しましょう。

すれば、はちゃめちゃでは無いと思いますね。

 

監督を業としながら、はちゃめちゃ作品にしてしまったもっともっと罪多き作品は今年沢山ありますよ。

ただし、喜劇なら喜劇で、三谷幸喜監督レベル作品と比べると、程度は明らかに低いですね。

素人監督さんの話題作り作品としては面白かったということでしょう。

 

松本人志さんは、吉本興行に担ぎ出されてやっちゃった自己評価出来ない芸人さんなんでしょう。

 

この作品は、面白いといってもBSで放送されるのを待つ方がいいかも。

 

最後の一言、主演の野見勘十郎役にずぶの素人さんを抜擢していますが、これは話題性だけだと思います。やはり大事な役です。しっかり演技できる役者を使い、笑いと涙を演出しなければいけません。作品の品を落としてしまった原因を造っています。 全くいい演技など出来ていないし。

巧くいったと評する松本監督は、やっぱりふざけているだけかも。

普段ふざけていて、メガホン持ったら人が変わったようなまじめさで映画をつくっているか思いきや、

メガホン持ってもふざけているのでしょね。

 

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