『ツレがうつになりまして』
今日は昼間、声を掛けていただいた家内の友人宅へ家内に一緒に行ってもらい、4時間の話をお伺いしてきました。
その後、東京から地元のお祭り参加のため(地元ではなく、友人の街の祭りですが)帰ってきている下の娘と一緒に昼食(さわやかです。帰ってくると必ず生きたがるお店です)に行ってきました。
その娘を夕方からお祭りに出すと、夫婦で映画に行って来ました。
『ツレがうつになりまして』です。
昨日の『天国からのエール』に続いて今日も映画館へ行ってきました。
この2本映画は、カトーさんが好きな系列の映画です。
「人とはありかたは?」
「心の正しさは?」
「人のやさしさは?」
を考えさせられる映画です。
この映画は、旦那様(ツレ)が陥った病気がたまたま偏見が多い「うつ」ということです。
難しい話のように思いますが、私は「うつ」に注目したのではなく、この映画はすばらしい夫婦愛の物語にできあがっているということです。
「うつ」という病気に陥ったツレと普段から少しずぼら?マイペース?ネガティブにならない性格の奥様(ハルさん)が、ツレをけなすでもなく、責めるでもなく、静かに暖かく包むような大きな愛でもってツレの病気と付き合っていくという内容です。
なかなか出来そうにない夫婦の愛の物語です。
私より普段から泣かない家内ですが涙でグズグズになっていました。
女性には特に心に響いてくるものが大きいようです。
監督は佐々部清さん
日輪の遺産に引き続き堺雅人さんを起用しました。
主演:堺雅人、宮崎あおい
堺雅人さんは神経質なツレを熱演、良くあれだけ沢山泣けますね。感心しきりのすばらしい縁起でした。
宮崎あおいさんは明るい、ネガティブにならない前向き思考のハルさんを好演しています。もともと演技力では定評のある女性ですが、熱演せずにさくっと好演するのは難しいものです。こちらもすばらしかったですね。
昨日の『天国からのエール』も同じような「人のあり方」を考えさせられる映画でした。
ずぼらでも、ノー天気でも、なんでもいいです。
しかし、廻りに気を配れる優しさを持つ人にならなければいけませんね。
人にはあまりに無神経で、廻りの感じていることを察知できない人がいます。実は私の廻りにも沢山います。
優しさとは、細かな思いやり の行動の現れです。
そして相手のために自分を少しだけ犠牲にして(これは大袈裟ないい方ですが、簡単に言えば人にちょっと神経使うとか、人のためにちょっと行動をとれる、人のためにちょっと面倒なことができる)あげられるかです。
細かい思いやりは、その人がどう思っているかが知ることから始まります。
ずぼらでも、ノー天気な人でも、その辺を感じる繊細さがあれば優しさは出せる のです。(ハルさんのように)
しかし、周囲に無神経な人は意外といるものです。(自分では全く理解できていないものです)
私は、廻りに優しさを与えられる人でありたいと思いました。
廻りに細かな思いやりの行動を取れる人になりたいと思います。
「いい人」でいたいですね。
常に気にしていないとまだまだ私には出来ない命題です。
ついつい人のことをとやかく言ってしまいます。そのあとで一番いけない人間といつも反省しています。
この映画は、是非お勧めの映画です。
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