建築士カトーのヒトリゴト

2013年度新法制度の補助金その4

『地域型住宅ブランド事業』

 

 

 

地方、地域の住宅工務店さんなどをグループ化して連携させることで、技術力のアップであったり、その基盤を整えていくことを狙った制度です。

具体的には、グループに対して長期優良住宅の補助金100万円の物件を棟数を決めて補助を行うものです。

グループに与えられた棟数はグループ内で協議の上割り当てられます。

 

昨年MY建築デザインは、市内Aグループには工事店としてさんか、Bグループには設計事務所として参加しました。

 

結局グループに入っている工務店・大工が建てる地域型の長期優良住宅が補助の対象です。

 

 

補助額はい1棟当たり100万円です。

昨年実施された地域材利用による20万円上乗せ加算は行わない方向だそうです。

 

グループ内は、工務店・大工さん達設計事務所さん達木材関連事業者建材流通事業者さん達4グループから構成されています。

 

ここで一言、長期優良住宅はエコではありますが金額的にお高くなることと、構造的に希望間取りが(吹き抜けが難しいとか)叶わないことが良く出てきますし、

家カルテといって、住宅履歴情報継続費用は5年一度お客様が継続的に支払続ける必要があったり、すべてに歓迎されることばかりではありません。

実際なかなか普及していません。

 

業界内では全体の3%程度の数にしかならないハウスメーカーが長期優良住宅は型式認定を取って補助金なしで簡便申請しています。

全体の97%しめる地域工務店さんの長期優良住宅の棟数は全体の3%という報告を以前聞きました。

 

殆どの国の制度は、陳情する大手ハウスメーカー寄りで、彼らに損がでないような内容で施行されることには、地域業者さん達はあきらめムードです。

今では地元の大工さんに家づくりをすべてお願いするなんてことは、「脱法行為を覚悟する行為」くらいに思われます。

それくらい家つくりは難しくなっているんです

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