建築士カトーのヒトリゴト

信用情報を知ろう

『携帯電話代を滞納すると住宅ローンが組めなくなる?』

 

 

今日は信用情報の話

このブログで以前から何度もお話してきている信用情報、知らないと大変な場面に遭遇することも。

 

前月末の日経新聞に出ていた記事から、気になったことをご紹介します。

 

クレジットカードを作ったりローンを組んだりすると債務残高や延滞などの情報は国指定の情報機関に登録され、金融機関が新規契約の審査の参考にします。返済が滞ればローンンの契約は難しいのは当たり前ですが、滞納が無くても審査に落ちることがあるのです。

 

携帯電話代金を2年契約の分割払いにし、その期間の通信料に上乗せしたり、通信料を割り引く形で端末代を実質0円にする契約を結ぶ人は多いですよね。

 

これはクレジット契約に当たり、支払いが滞ると滞納情報が個人信用情報機関に登録され、3ケ月以上滞納した場合は5年間データーベースに情報が残ります。

 

金融機関はこうした情報を共有するため住宅ローンが組めなくなる可能性がある のです。

ここまではまだ当たり前といえば、当たり前です。

まず知っておきましょう「信用情報とは」

信用情報とは債務や支払などに関するデータのことです。個人の氏名、生年月日、電話番号、勤務先、クレジットカードの保有状況、限度額、利用残高、返済履歴、住宅、車などの各種ローンの借り入れや状況などが登録されています。

 

国指定の機関が3つあり、加盟各社から集まる情報を管理しています。3機関は情報交換も行いローンの申請があれば他社での借り入れ、滞納歴、返済の状況などを紹介し、審査に役立てています。

 

ローンを組むとき、「信用機関へ問い合わせしてもいいですか?」必ず聞かれます。もちろん「いやです」と言えばその段階でローンは組めないことになります。

 

注意したいのは信用情報をどう評価するのは金融機関次第ということ

 

ある金融機関では、顧客がローン担当者への質問に 「個人信用情報とのあいだに相違する記載がある場合融資しない」 という内規があるところがあります。

 

担当者に「ほかに借り入れはありませんね」と念を押されて聞かれた場合

携帯電話代を分割で返済中ということをローンと判断しないで

「ありません」と安易に答えたとします。

担当者は後日信用情報を入手して携帯のローンのことを知ってしまいます。

 

この金融機関ではこのような事例も虚偽の申請・報告にあたり、内規にしたがって融資しない判断をくだす。

という事例があるそうです。

 

知っておくと大変役に立つ事例です。

 

ちなみにみなさん電気量、水道料、受信料など各種銀行から引き落としをしていますよね。

「口座にお金が足りずに引き落としできない」なんてこと経験ありませんか、これも支払いの滞納にあたり信用調査記録に登録されます。

 

 家庭をもったお宅なら大きな事態にはならないのですが、学生さんや社会人なり立ての20代の独立している方が要注意。

 

長期に旅行に行ったり、出張したり、留学したりしたとき、自宅の電気代、水道代、受信料、そのほか引き落とせれ続けています。万が一口座にうっかりお金が少なかったりすると3ヶ月はあっという間に過ぎ、ブラックリスト入り。

よくある事例ですので。

 

(友人の信用金庫職員が、卒業まじかの高校生には学校に申し入れ、カードローンの怖さの講演をすると言っていました)

 

また余談ですが、ローンでは現在の収入から返済可能月額金額が割り出され、今組んでいるほかのローンを差し引き、今後の返済計画の金額とします。

35年10万円の返済能力があると判断された人も、たまたま残り5ヶ月のモーターローンが5万円/月あり、携帯があと2ヶ月3000円あるとします。

組める返済能力は、向こう35年10万円-5万円-3000円=4万7000円となってしまいます。

現在の細かいローン返済が向こう35年続くと判断されるのです。知っておきましょう

 

今日は知らないこわーいことになるお話でした。

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