建築士カトーのヒトリゴト

消費税と住宅ローン減税

『消費税と住宅ローン減税』

 

 

皆さんもご存じのとおり2014年4月の消費税率引き上げに伴い、住宅ローン減税の拡大が予定されています。

少しこの辺りをお話ししましょう。

 

消費税が課税されるのは原則として引き渡し時点です。

2014年3月31日までの引き渡しならば税率5%です。

2014年4月1日から2015年9月30日までは8%

2015年10月1日以降は10%となります。

ここまでは誰もがご存知のところです。

 

 

住宅ン場合、売買契約や請負契約から引き渡しまで時間がかかるため、2013年9月30日までに請負契約を結べば引き渡しが2014年4月1日以降になっても5%の税率が適用されます。

 

住宅ローン減税は?

(入居したとしから10年間ローン残高の1%相当が所得税から控除される仕組み)

 

2014年3月までに入居した場合、控除される借入金が最高2000万円まで

2014年4月以降に入居した場合消費税による負担軽減のため控除対象限度額が4000万円に引き上げられます。

つまり最高では4000万円×1%×10年=400万円となります。

 

しかし、これは所得税からの控除なので、一般的年収500万円程度の人で年間10万円くらいしか所得税払っていないので、40万円/年―10万円/年=30万円/年は控除されません。

 

この場合、現在でも課税所得の5%、上限9万750円が住民税から控除されます。

これが2014年4月以降、前年課税所得の7%、上限13万6500円まで控除されるようになります。

 

ちなみに、夫婦共働きの方は二人でローンを組んで夫婦それぞれ住宅ローン減税の恩恵を受けないと損です。ということも高額になると言えるかと思います。

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